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検索結果は6件です。
- 孤立性上腸間膜動脈解離の6例
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後藤 規弘(西神戸医療センター・消化器科)
【背景と目的】孤立性上腸間膜動脈解離は、既往のない中年男性に発症する原因不明のまれな疾患とされてきたが、MDCTの普及に伴いその報告例は増加している。保存的加療にて軽快した症例の報告が多く見られるが、その治療方針や予後については不明な点も多い。当院で診断された孤立性上腸間膜動脈解離の症例について検討を行う。【対象】2008年4月~2011年3月に当院において孤立性上腸間膜動脈解離と診断された6症例...
第53回日本消化器病学会大会 >
その他5
- 全身性アミロイドーシス合併IgG4関連多臓器リンパ増殖症候群(IgG4+MOLPS)の1剖検例
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西東 秀晃(住友病院・消化器内科)
IgG4+MOLPSは高IgG4血症(135mg/dl以上)、組織学的に著明なIgG4陽性形質細胞浸潤(IgG4+/IgG+≧40%)を示すことが診断基準とされるが、臨床像が多彩であるため疾患概念の確立に至っていない。今回我々は、急速な肝腎不全の進行のため急変した1剖検例の検討により、IgG4+MOLPSに全身性AL型アミロイドーシスを合併した1例を経験したので報告する。 症例は50代後半...
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その他5
- 消化管浸潤をきたしたMantle cell lymphomaの3例
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華井 頼子(中濃厚生病院・消化器科)
Mantle cell lymphoma(MCL)は日本ではNHLの約3%とまれな疾患である。病変部位はリンパ節が最も多いが、節外病変として脾臓・骨髄・末梢血・消化管や扁桃への浸潤が多い。消化管浸潤をきたしたMCL3症例を経験したので報告する。【症例1】82歳男性。体重減少・貧血・LDH高値・全身LN腫脹を認め当科紹介。鼠径LN生検しCyclinD1+などよりMCLと診断した。消化管内視鏡検査では...
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- 手術を必要とした消化管異物症例の検討
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八木 亜記(日本医大武蔵小杉病院・消化器病センター)
消化管異物の治療には、1)緩下剤や浣腸などにより自然排出を促す方法、2)内視鏡による摘除、3)手術による摘除がある。消化管異物のほとんどは自然排出されるが、手術を必要とする病態として、自然排出や内視鏡的除去が困難な場合や、消化管穿孔による腹膜炎を来たした場合がある。当院で2000年1月~2011年3月までの間に手術を必要とした消化管異物除去3症例について検討した。症例1:58歳男性 プラスチックの...
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- 消化器癌に併発したTrousseau症候群の4例
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鈴木 隆裕(京都第一赤十字病院・消化器科)
【症例1】70歳男性。糖尿病にて当院通院中、CTで膵尾部・肝・肺に腫瘤認め当科紹介。ERCPで膵尾部の狭窄認め、膵管ブラシ施行し膵癌(cT4,N0,M1:stageIVb)と診断。その後Gemcitabine単剤療法3Kur後、S-1+Gemcitabine併用療法1Kur施行中に左片麻痺・構音障害出現し、CTで右尾状核の梗塞を認めた。脳梗塞発症時ATIII 75%、FDP 34.5ug/ml、D...
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- 腸球菌性腹腔内感染症の疫学と臨床像
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大路 剛(神戸大大学院・感染治療学)
[導入]胆管炎、肝膿瘍、消化管穿孔にともなう二次性腹膜炎などの腹腔内感染症では様々な細菌が原因微生物となる。主にグラム陰性桿菌とBacteroides属を代表とする偏性嫌気性菌とグラム陽性球菌では腸球菌を標的として抗菌薬が選択される。しかし、腸球菌の一部はアンピシリン耐性(Ampicillin resistant Enterococci:ARE)でグリコペプチド系かリネゾリドでの治療が必要となる。...
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