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検索結果は6件です。

機能性消化管障害としての右下腹部痛(回盲弁症候群)の検討
洲崎 文男(横浜南共済病院・消化器内科)
【目的】日常診療において慢性または亜急性の右下腹部痛で受診する症例で、器質的な病変を特定できない上に過敏性腸症候群などRome基準に挙げられた疾患にも当てはまらず、対応に苦慮することはまれではない。このような症例には回盲弁の機能が障害されることで生じる回盲弁症候群が含まれていることも予想される。われわれはこのような症例を集積し、臨床的な特徴と経過を検討したので報告する。【方法】右下腹部の慢性または...

第53回日本消化器病学会大会大腸-その他1

プロトンポンプ阻害薬の投与とClostridium difficile感染の関連性についての検討
川越 圭(杏林大・3内科)
【背景】近年,疫学研究および動物実験から,プロトンポンプ阻害薬(PPI)の投与により,腸内細菌叢の異常やC. difficileを介する抗菌薬による偽膜性腸炎などのC. difficile関連疾患(CDAD)を誘発し,またCDADに対する初回治療成功後の再発と関連することが報告されている.今日,高齢者への抗血小板薬やNSAIDsに起因した出血性胃潰瘍の予防として,PPIの併用が増加してきている現状...

第53回日本消化器病学会大会大腸-その他1

下血時の内視鏡検査前の腹部CTの有用性の検討
関 志帆子(大森赤十字病院・消化器内科)
【目的】下血に対して適切な内視鏡検査を施行するために病変部位の同定は重要である。当科では内視鏡前に腹部CTを施行し、病変部位の同定に活用しているが、今回それが実際に部位の同定に有用であったか検討した。【方法】対象は2009年1月から2010年6月までに下血を主訴に来院し、上部か下部か出血部位の判定が困難であった66例(男:女=40:26、平均年齢66歳)を対象とした。内視鏡検査前に腹部単純CT検査...

第53回日本消化器病学会大会大腸-その他1

大腸憩室出血の診療に造影CTは有効か?
尾花 貴志(仙台市医療センター仙台オープン病院・消化器内科)
【目的】大腸憩室出血の診療における造影CTの有用性を検討すること。【対象および方法】血便を主訴に当センターを受診し最終的に大腸憩室出血と確診あるいは疑診された43症例のうち、造影CTおよび全大腸内視鏡検査を施行した32例 (2010.4 - 2011.2)を検討の対象とした。MDCT装置は東芝メディカルシステムズ社製Aquilion (64列)を使用した。イオパミロン1.5ml/sec×60 se...

第53回日本消化器病学会大会大腸-その他1

当院で経験した大腸憩室出血に対するバリウム充填療法の治療効果の検討
瀧田 麻衣子(東京都済生会中央病院・消化器内科)
【目的】大腸憩室出血は下部消化管出血の40%を占めて、日常診療でしばしば遭遇する疾患である。憩室出血の70-80%は自然止血されるが、再出血率は22-38%と高頻度に認められ、臨床的に問題となっている。近年、高濃度バリウム充填により良好な止血効果が得られたとする報告が散見される。【方法】当院において2007年1月から2011年1月の4年間にバリウム充填療法を施行した27例(30回)について再出血率...

第53回日本消化器病学会大会大腸-その他1

大腸憩室出血症例の再出血要因と適切な入院期間の検討
藤野 靖久(岩手医大・救急医学)
【目的】大腸憩室出血症例の早期の再出血要因を検討し,適切な入院期間を示す.【対象および方法】1980~2010年に当科に搬送された大腸憩室出血症例95例を対象とした(年齢23~92,平均63.8歳.男/女比72/23).早期の再出血を認めた群をA群,認めなかった群をB群とし,患者背景,臨床症状,検査成績,治療法について比較した.さらに,再出血までの時間を分析し,適切な入院期間について検討した.【成...

第53回日本消化器病学会大会大腸-その他1