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検索結果は6件です。
- ワーファリン療法によって炎症の改善と長期に進展抑制が可能であった静脈硬化性大腸炎の1症例
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飯田 智広(桐生厚生総合病院・内科)
静脈硬化性大腸炎は、原因不明の静脈硬化による虚血性腸炎である。本邦に多く報告されているが比較的まれな疾患で、治療法も確立していない。また病変範囲も徐々に進展し結腸切除が必要になることも少なくない。【症例】77歳、女性【主訴】下痢、右下腹部痛【既往歴】高血圧、帯状疱疹、高脂血症【現病歴】2008年6月便潜血陽性で大腸ファイバーを近医で施行。盲腸から上行結腸に、発赤、粘膜浮腫を認めたが原因が確定できず...
第53回日本消化器病学会大会 >
大腸-症例報告3
- 重症大腸炎に続発した血栓性微小血管障害症(TTP/HUS)の1例-血漿ADAMTS13活性の動態検討を含めて-
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樺 俊介(横須賀共済病院・消化器病センター内科)
【はじめに】腸管出血性大腸菌O-157関連腸炎の2.2%程度に溶血性尿毒症症候群(HUS)を合併すると報告されているが、多くは小児例である。今回、O-157が証明されない成人重症大腸炎で血栓性微小血管障害症(TTP/HUS)を合併した症例を経験し、血漿ADAMTS13〔von Willebrand因子の特異的切断酵素〕活性の推移を検討したので報告する。【症例】63歳、男性。主訴:腹痛、血性下痢。現...
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大腸-症例報告3
- 中毒性巨大結腸症を呈した偽膜性腸炎に対し、人工肛門増設およびVancomycin経腸投与が著効し救命しえた一例
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福嶋 浩文(豊島病院・消化器内科)
(症例)75歳男性.(主訴)下痢,嘔吐(現病歴)2011年1月中旬より感冒症状に対し,近医でCFPN-PI投与されていた.その後,下痢,嘔吐認めたため近医再診した.血液検査にて,腎障害,炎症反応上昇を認めたため当院紹介受診した.感染性腸炎,慢性腎不全急性増悪の診断にて同日当科入院となった.入院時の腹部X線では大腸の著明な拡張を認めた.入院後,禁食,補液,CTM投与開始した.第4病日の時点で症状の改...
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大腸-症例報告3
- 血清サイトメガロウイルスIgM抗体陰性、antigenemia陰性で診断が困難であったサイトメガロウイルス感染性腸炎の一剖検例
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尾方 信也(健康保険鳴門病院・外科)
症例は80代男性。主訴は腹痛、嘔吐。既往歴は10年前から高血圧で内服治療中。来院前日から腹痛と嘔吐あり、来院当日夜になり腹痛、嘔吐増強したため救急車で来院。来院時意識清明。体温36.7度。収縮期血圧55mmHg。腹部は軽度膨隆軟、全体に圧痛を認めたが、反跳痛や筋性防御は認めなかった。血液ガス分析では著名な代謝性アシドーシスを呈していた。血液生化学検査では血清アミラーゼ 2698U/Lと高アミラーゼ...
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大腸-症例報告3
- 下痢型過敏性腸症候群患者の大腸をcine MRIにより観察した経験(症例報告)
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渡部 健二(大阪大大学院・消化器内科学)
【はじめに】大腸運動を非侵襲的かつ客観的に評価する診断法の開発が期待されている。今回我々は下痢型過敏性腸症候群(IBS)患者を対象としてcine MRI撮像を行い、興味深い結果を得たので報告する。【症例】下痢型IBSの30台男性。横行結腸冠状断面像をMRIのHASTE法により5秒間隔で15分間連続撮像した。横行結腸はハウストラが不明瞭であったが、上行結腸側から下行結腸に向かって腸液の通過が秒速5c...
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大腸-症例報告3
- CT colonographyが確定診断に有用であった腸管嚢腫様気腫症の4例
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加藤 貴司(北海道消化器科病院・内科)
【はじめに】腸管嚢腫様気腫症(PCI)は、腸管壁の粘膜下層や漿膜下層に多数の含気性嚢胞が発生する比較的まれな疾患である。TCSや注腸X線検査が診断に用いられてきたが、今回我々はCTcolonography(CTC)が確定診断に有用であったPCIの4例を経験したため報告する。【症例】(症例1)70歳代男性、糖尿病にてαグルコシダーゼ阻害剤を服用していた。近医にてスクリーニングのTCSを施行されたとこ...
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