セッション

検索結果は6件です。

NSAID潰瘍の最近の推移
佐川 俊彦(前橋赤十字病院・消化器内科)
【背景・目的】本邦では高齢化に伴いNSAIDの総処方量が増大し、一方でNSAID潰瘍に対する意識の高まりから、PPIの併用も進んでいる。このような現状における最近のNSAID潰瘍の実態をまとめた。【方法】2006年から2010年までの5年間に当院へ緊急入院を要した上部消化性潰瘍症例の合計596名を対象とし、下記項目を集計した。・ 上部消化性潰瘍症例に占めるNSAID潰瘍の割合・ NSAID潰瘍症例...

第53回日本消化器病学会大会胃-NSAIDs、ステロイド

アスピリン内服出血性胃潰瘍の特徴に関する検討
鳩岡 正浩(広島市立安佐市民病院・内科)
【目的】低用量アスピリン(LDA)服用に伴う出血性胃潰瘍の臨床的特徴を明らかにする。【対象と方法】対象は吐・下血のため, 上部内視鏡検査を施行した出血性胃潰瘍400例 (M 290例, F 110例, 平均年齢66.3歳)。これらをNSAID・抗凝固・抗血小板剤非内服群(A群:181例), アスピリン内服群(B群:40例), アスピリン以外の抗血小板剤内服群(C群:24例), アスピリンと抗血小板...

第53回日本消化器病学会大会胃-NSAIDs、ステロイド

低用量アスピリン、NSAID服用者における背景因子と上部消化管内視鏡所見の関連
山本 章二朗(宮崎大・消化器血液学)
【目的】高齢者、生活習慣病患者の著増のため、今後さらに低用量アスピリン(以下L-Asp)や、NSAIDの処方が増加することが予想される。このため、上部消化管領域における危険因子はこれらの薬剤がH.pyloriをとってかわるものと思われる。今回、我々はこれらの薬剤服用者の背景因子と上部消化管内視鏡検査の関連について検討した。【対象】2004年以降に当科、当科関連施設で、L-AspまたはNSAID、あ...

第53回日本消化器病学会大会胃-NSAIDs、ステロイド

出血性消化性潰瘍症例における低用量アスピリン(LDA)の影響
関根 忠一(済生会川口総合病院・消化器内科)
【目的】近年心・脳血管系イベント予防のためLDAの使用が増え、それに関連した吐下血症例が多くなっている。最近の当院の消化性潰瘍吐下血症例について抗血栓療法剤特にLDAの影響を検討した。【方法】2000年1月1日~2010年12月31日までの11年間の当院の消化性潰瘍吐下血症例を前期6年間と後期5年間とに分けて分析し、抗血栓療法剤の関与について検討した。【成績】合計446例で、年々増加傾向にあり、前...

第53回日本消化器病学会大会胃-NSAIDs、ステロイド

【低用量アスピリンによる胃粘膜傷害と抗潰瘍薬併用及び胃粘膜萎縮についての解析】
山口 大輔(済生会千里病院・内科)
【背景・目的】
抗血栓薬内服患者での消化性潰瘍では症状が少なく、吐下血にて初めて診断されることが多い。近年、低用量アスピリンとプロトンポンプ阻害薬(PPI)の併用についての話題が多いが、その功罪について一致したコンセンサスが得られていないのが現状である。
今回、我々は抗潰瘍薬内服により低用量アスピリン服用に伴う胃粘膜傷害をどれくらい予防できるのか、また胃粘膜萎縮の程度と関...

第53回日本消化器病学会大会胃-NSAIDs、ステロイド

ステロイド服用における消化管作動薬の併用の必要性についての検討
桜井 宏一(熊本大大学院・消化器内科学)
目的:ステロイド服用と上腹部症状および上部消化管病変との関係については殆ど解明されておらず、漫然と酸分泌抑制剤や粘膜保護剤が投与されているのが現状である。今回我々は、ステロイド服用における消化管作動薬の併用の必要性について、上腹部症状および内視鏡所見を含めて比較検討した。方法:慢性腎炎でステロイドを服用する44例(平均年齢40.0歳、20~77歳)を対象とした。ステロイド開始前に上腹部症状および内...

第53回日本消化器病学会大会胃-NSAIDs、ステロイド