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検索結果は6件です。

アカラシアに対する内視鏡的バルーン拡張術の有効率と,治療効果に影響を与える因子に関する検討
筒井 英明(川崎医大・消化管内科)
【背景】アカラシアに対する内視鏡的バルーン拡張術 (pneumatic dilation:PD)の有効率は60~80%と報告されており,全例が治療経過を辿るとは限らない.またPD有効例の臨床的特徴像に関する報告は少なく,不明な点が多い.【目的】アカラシアに対するPDの有効率,および有効例の臨床的特徴像を明らかにする.【対象および方法】対象は,2007年9月から2010年12月に,当院でアカラシアと...

第53回日本消化器病学会大会食道・咽頭-良性疾患2

食道アカラシアの病態および腹腔鏡下手術成績
柴田 智隆(北里大・外科)
【目的】未治療アカラシアの病態を示し、腹腔鏡下手術の有効性を明らかにする。【1.病態について】治療前食道造影検査および食道内圧検査結果が解析可能であった70症例を対象とした。病悩期間中央値は2年(0.3-34年)、拡張型は紡錘型(Sp)30例、フラスコ型(F)30例、S字型(Sig)10例。SigではSpと比較し、病悩期間が有意に長く(Sig: 8.6±10.4, Sp: 3.5±4.2, p=0...

第53回日本消化器病学会大会食道・咽頭-良性疾患2

アカラシア取り扱い規約(第3版)における拡張型分類の問題点:新規約での改定に向けて
片田 夏也(北里大・外科)
食道アカラシア(ach) 取り扱い規約(第3版)における各拡張型の病態の差を比較検討し,その問題点を明らかにする.【対象と方法】対象はachと診断した治療前の85症例.対象例を規約第3版に従い拡張型により、紡錘型(Sp):39例,フラスコ型(F):33例,S字型(S):13例に分類した.各拡張型別に治療前の年齢,性別,病悩期間,食道造影における食道最大横径,食道内圧検査によるLES圧,LES弛緩率...

第53回日本消化器病学会大会食道・咽頭-良性疾患2

食道アカラシアにおける下部食道圧と胆道排泄異常の検討
小野 昌弘(香川大・消化器・神経内科)
【目的】アカラシアは、食道の自律神経支配異常に起因する下部食道括約筋の弛緩不全と食道蠕動の欠如を主な病態とする機能的疾患である。非アドレナリン非コリン抑制神経の関与が指摘され、平滑筋弛緩作用を有する神経伝達物質としてVIP(vasoactive intestinal peptide)等が注目されている。組織学的にはAuerbach神経叢の変性と消失を認めるが、他の病因に関してはほとんど解明されてい...

第53回日本消化器病学会大会食道・咽頭-良性疾患2

肥満と消化器症状との関連
中原 憲一(大阪市立大・消化器内科)
背景:本邦でも肥満の増加が注目されており、様々な疾患との関連が指摘されている。しかしながら、消化器症状と肥満との関連についての詳細な研究は少ない。目的:一般日本人について肥満における消化器症状の頻度とその特徴を検討する。方法:定期健康診断者2853名(男性1882人、女性971人;年齢18-83歳、平均45.1歳)に対して自己記入式質問紙票を用いて消化器症状(胸やけ、呑酸、げっぷ、心窩部痛、食後腹...

第53回日本消化器病学会大会食道・咽頭-良性疾患2

シカゴ分類を用いた食道運動障害の内訳について
栗林 志行(群馬大大学院・病態制御内科学)
[背景・目的] 近年、食道内圧検査に36個のセンサーを用いたhigh resolution manometry (HRM)による新たな食道機能異常の分類(シカゴ分類)が提唱された。我々は食道運動障害の内訳について従来の分類を用いて報告してきたが、より詳細に食道運動を評価できるHRMを用いたシカゴ分類で当院での内訳を検討した。[方法] 食道のつかえ感や逆流症状、胸痛などを主訴にHRMを用いて食道内圧...

第53回日本消化器病学会大会食道・咽頭-良性疾患2