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検索結果は6件です。
- 骨髄間葉系幹細胞はazoxymethane誘発大腸癌のイニシエーションを一部解除する
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那須野 正尚(札幌医大・1内科)
【背景・目的】骨髄間葉系幹細胞(以下MSC)は細胞治療,遺伝子治療の有望な候補であるが,発癌過程に対する影響に関して一定の見解は得られていない.目的は腸炎関連発癌に対するMSCの作用を明らかにすることである.【方法】1)AOM/DSS発癌モデル. Lewラットにazoxymethane(以下AOM)投与と1週間の2.5%dextran sulfate sodium(以下DSS)の自由飲水にて腸炎関...
第54回日本消化器病学会大会 >
大腸(基礎)2
- C57BL/KsJ-db/db-ApcMin/+マウスは新規肥満糖尿病関連大腸発癌モデルとして有用である
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久保田 全哉(岐阜大大学院・消化器病態学)
【目的】肥満および糖尿病患者が増加している一方で、これらの病態が大腸癌の危険因子であることが明らかになってきている。今回我々は、肥満糖尿病患者における大腸癌進展の機序を解明するために、新規動物モデルを作製した。 【方法】肥満2型糖尿病モデルでレプチン受容体mutantであるC57BL/KsJ-db/db (db/db)マウスと、家族性大腸ポリポーシスモデルマウスでAPC遺伝子ヘ...
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大腸(基礎)2
- Interleukin (IL)-10-deficient(IL-10-/-) cell transfer model of colitisにおけるCXCR3分子の役割
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蓮井 桂介(弘前大大学院・消化器血液内科学)
【背景】潰瘍性大腸炎において、GWASの結果からIFN-γ近傍の異常と、さらにIFN-γプロモーター領域のメチル化異常が報告されている。我々の検討でもステロイド抵抗性難治性潰瘍性大腸炎組織における網羅的解析からTh1型反応を司る候補遺伝子CXCL-9と、そのリガンドであるCXCR3発現細胞の異常が認められており、今回はCXCR3分子の役割について解析することを目的とする。【方法】Th1・Th17型...
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大腸(基礎)2
- メタロチオネイン欠損によりマウス実験腸炎は有意に増悪する
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辻 俊史(京都府立医大大学院・消化器内科学)
【目的】難治性・再発性病態を示すクローン病や潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患において,病態解明や新規治療分子の探索は重要な研究課題である.我々は先行研究で,マウス実験腸炎モデルの腸管炎症粘膜を用いた網羅的遺伝子解析を行い,発現変動する遺伝子としてメタロチオネイン(MT)を同定した.MTは構成アミノ酸の約1/3にシステイン残基を有する抗酸化蛋白質とされているが,腸管炎症における役割は明らかではない.今...
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大腸(基礎)2
- 大腸癌におけるDicer mRNA、その3'非翻訳領域とmiR-103発現変化の検討
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金岡 繁(浜松医大・分子診断学)
【目的】大腸癌では広範なmicroRNA(miRNA)発現が低下し、miRNAのプロセシングに関与するDicerの発現低下がその低下の一因である。Dicerも3'非翻訳領域(UTR)に様々なmiRNAが結合することにより転写後調節を受ける。3'UTRはpolyadenylation(PA)を経て形成され、Dicer mRNAには近位と遠位側のPA signalをもつ長短の3'UTR をもつisof...
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大腸(基礎)2
- IL-4と抗PD-1抗体を用いた消化器癌に対する免疫療法の検討
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大森 里紗(昭和大・消化器内科)
【目的】消化器癌においては集学的治療の発展により予後の改善を認めているが、進行癌患者では免疫抑制状態に陥っていることが多く、免疫療法で消化器癌を治療するには強く抗腫瘍免疫を誘導する必要がある。Programmed Death-1(PD-1)は活性化したリンパ球の表面にある受容体の一種で、活性化リンパ球を沈静化する負のシグナルの伝達に関与しているため、PD-1を阻害することにより、従来の免疫療法の効...
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大腸(基礎)2
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