セッション

検索結果は6件です。

胆道感染を契機に感染性肝嚢胞を併発した2例
岩岡 泰志(浜松医療センター・消化器科)
【はじめに】肝嚢胞はまれに感染や出血をきたし治療を要するが、感染例はその頻度・報告が比較的少なく診断および治療の選択に苦慮する。今回我々は胆道感染を契機に発症した感染性肝嚢胞の2例を経験し報告する。【症例1】70歳男性。平成13年より胆石症で胆管炎を繰り返し内視鏡を用いた切石術を行っていた。肝左葉外側区に11cm大の腹痛を伴う単純性嚢胞を認め、平成20年3月に腹腔鏡下胆嚢摘出術・嚢胞開窓術を行った...

第54回日本消化器病学会大会肝臓(症例報告/その他)

肝動脈門脈短絡を合併した肝硬変の2症例
安良岡 高志(日本医大・消化器内科)
【症例1】55歳女性。1年前にB型肝硬変と肝性胸腹水を指摘され、近医で胸腹水に対して利尿剤を投与されていた。5ヶ月前から急激に右胸水の増加を認め、近医に入院となった。減塩、利尿剤増量、アルブミン投与するも週に2回の胸腔穿刺排液を必要とした。このため、難治性胸水の精査加療目的で当科に転院となった。腹部血管造影検査では、肝左葉外側区域に肝動脈門脈短絡(APシャント)を認め、門脈本幹は遠肝性に描出された...

第54回日本消化器病学会大会肝臓(症例報告/その他)

ラジオ波熱凝固療法(RFA)治療部位とは異なる区域に胆管障害を来した4症例
福原 学(大阪赤十字病院・消化器科)
【はじめに】RFAの重大な合併症の1つとして胆管障害がある. 胆管障害は通常熱が直接伝導する部位に生じるとされているが, 今回我々はRFA治療部位とは異なる区域に胆管障害を来した4症例を経験したので報告する.【症例1】68歳男性. 2003年, S8 に19mmの初発肝細胞癌(HCC)を認め、肝動注化学療法(TAI)の後 RFAを施行した. 2007年, S4 に30mmの再発HCCを認め, TA...

第54回日本消化器病学会大会肝臓(症例報告/その他)

肝細胞癌・脳転移の18例
佐藤 隆久(杏雲堂病院・消化器肝臓内科)
【背景】肝外転移を有する進行肝細胞癌の中でも、脳転移はきわめて予後不良であることが経験的に知られている。しかし、脳転移の予後や治療法に関するまとまった報告は数少ない。【方法】2007年1月から2011年12月までに当科で治療を受けた肝細胞癌患者のうち、脳転移を診断されたものが18例あった。この18例について、脳転移発症からの予後、治療法、脳転移発症のリスクを検討した。【結果】年齢62.2±10.6...

第54回日本消化器病学会大会肝臓(症例報告/その他)

新鮮凍結血漿使用は大腸癌肝転移肝切除術後の予後を悪化させる
柴 浩明(東京慈恵会医大・肝胆膵外科)
(背景)悪性腫瘍手術周術期管理における血液製剤の使用は予後を悪化させることが知られており、大腸癌肝転移に対する肝切除術における出血とそれに伴う血液製剤使用も予後を左右する可能性がある。(方法)対象は2000年1月から2011年4月までに当科で大腸癌肝転移に対して初回肝切除を施行した88例中、他臓器転移や他悪性疾患の合併がなく、データ解析可能かつ術後経過が追跡可能であった65例。年齢、性別、BMI、...

第54回日本消化器病学会大会肝臓(症例報告/その他)

肝疾患診療ネットワーク構築後のHCVキャリアの受診行動の実態と今後の課題
阿部 弘一(岩手医大・消化器・肝臓内科)
【目的】各種肝炎検診において潜在しているHCVキャリア(HCVC)を発見しても医療機関への受診や有効な治療に結びつかなければ肝癌撲滅への効果は得られない。そこで肝疾患診療ネットワーク体制下の医療機関に対してアンケート調査を行い、受診や治療について検証した。【対象および方法】対象はI県において1997年から2010年に行われた集団検診(集団)、個別検診(個別)、人間ドック(ドック)、職域検診(職域)...

第54回日本消化器病学会大会肝臓(症例報告/その他)