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検索結果は6件です。

非癌部のFAP発現は肝癌術後再発予測因子となりうる
常松 日奈子(大阪大大学院・消化器内科学)
【目的】FAP(fibroblast activation protein)は、癌微小環境において癌進展に寄与するproteaseであり、DPP4ファミリーの一つである。本研究では、肝癌切除術を受けた患者の切除標本を用いて、FAP発現と術後肝癌再発の関連について検討を行った。【方法】1999年12月から2005年11月に当院消化器外科において肝癌切除術を受けた64例を対象とした。平均年齢は64±1...

第54回日本消化器病学会大会肝臓(腫瘍)2

ヒト肝細胞癌におけるFoxM1転写因子の発現意義について
吉田 雄一(大阪大大学院・消化器内科学)
【目的】Forkhead Box M1(以下FoxM1)は、細胞周期制御能を有する多機能な転写因子であり、肝細胞癌(以下HCC)をはじめとした様々な悪性腫瘍との関連が近年報告されている。今回、我々は、同分子に対する分子標的治療の可能性を踏まえて、ヒトHCC手術症例におけるFoxM1発現の意義を臨床病理学的に検討した。【方法】当院にてHCCに対して手術を施行した89症例を対象とした。腫瘍部及び非腫瘍...

第54回日本消化器病学会大会肝臓(腫瘍)2

C型肝細胞癌における発癌年齢と肝線維化の推移の検討
魚嶋 晴紀(湘南鎌倉総合病院・肝胆膵疾患治療センター)
【目的】肝細胞癌は背景に慢性肝疾患の存在があることが知られている。特にC型肝炎ウイルス(HCV)はIFN加療により減少傾向にあるが、2012年現在においてもHCVを原因とする肝癌は65%前後を占めている。HCV関連発癌は肝炎ウイルスの持続感染による慢性炎症もしくは慢性炎症の結果としての肝硬変の存在が重要な働きをしていると考えられているが、近年は肝疾患患者全体の高齢化に伴い発癌の様相にも変化が生じて...

第54回日本消化器病学会大会肝臓(腫瘍)2

肝細胞癌における腫瘍マーカーダブリングタイムとCT画像による腫瘍実体積のダブリングタイムとの相関
望月 仁(山梨県立中央病院・消化器内科)
【目的】現在さまざまな腫瘍進展に対する画像評価が行われているがこれらは時間、費用などの点で頻繁に施行することが困難であり、リアルタイムに腫瘍の状態を評価することができない。以前から報告している腫瘍マーカーによるDTがCTによる腫瘍実体積とどのような相関があるのかを評価した。
【対象・方法】初発の原発性肝癌の患者のうち何らかの理由で無治療のままダイナミックCT検査および同一日にAFP,AFP-...

第54回日本消化器病学会大会肝臓(腫瘍)2

分子標的薬Bevacizumabの小胞体ストレス応答を介した肝切除後肝機能障害改善効果
宮谷 知彦(徳島大病院・消化器・移植外科)
【はじめに】Bevacizumab(Bev)が肝切除後に与える影響について、術後肝機能障害軽減と肝再生促進を有することを報告してきた(ASCO-GI 2011)。今回我々はBev投与後大量肝切除に与える効果の機序のひとつとして、Bevが小胞体ストレス応答を介して術後肝機能障害を軽減し肝再生を促進したという興味ある知見を得たので報告する。【方法】Wister系雄性ラット(6週齢, 180-230g)...

第54回日本消化器病学会大会肝臓(腫瘍)2

診断に難渋した肝原発のPseudolymphomaの1例
中田 伸司(長野赤十字病院・消化器外科)
症例は60代の女性で、既往歴には急性虫垂炎、帝王切開での手術歴、腎盂炎での治療歴がある。現病歴は無症状で受けた検診での超音波検査で肝腫瘍を指摘され、精査目的に平成23年8月当院を初診した。腹部CT、MRIでは肝S1/8に嚢胞性病変と接して早期濃染を示す20mm弱の腫瘤を指摘された。肝細胞がんを否定できず、手術目的に11月入院した。血液検査ではウイルス肝炎マーカーHbsAg、HCVAbは陰性で、血液...

第54回日本消化器病学会大会肝臓(腫瘍)2