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検索結果は7件です。

CXCR4胃癌癌性腹膜炎発症機序の分子生物学的解明ならびに新規標的治療法の開発
安本 和生(金沢大附属病院・がん高度先進治療センター)
【目的】胃癌の予後を最も左右する癌性腹膜炎の成因は不明であり今なお効果的な治療法がない。本病態形成に本質的に関わる因子の同定と新規標的治療法の開発は急務である。【方法と結果】我々は、臨床検体や基礎的な検討の両面から新たな分子を模索し転移の臓器選択性という見地からケモカインに着目した。結果、(1)ケモカインレセプターCXCR4を発現するヒト胃癌細胞のみが実験動物モデルにおいて癌性腹膜炎を発症する.(...

第54回日本消化器病学会大会胃・十二指腸(基礎)

胃潰瘍治癒過程におけるCytoglobinの発現解析
田中 史生(大阪市立大・消化器内科)
[目的] Cytoglobin (Cygb)は新たなグロビンファミリーであり、各臓器で広範に発現する。Cygbは低酸素環境において細胞内での酸化的代謝を維持する為に発現が亢進するが、胃潰瘍組織での発現について詳細は不明である。ラット胃潰瘍におけるCygbの発現と生理的役割について検討した。[方法] 8週令Wistar系雄性ラットを用い酢酸潰瘍を作成し 3, 11, 18, 25日目に屠殺、Cygb...

第54回日本消化器病学会大会胃・十二指腸(基礎)

Rabeprazoleの胃内pHの立ち上がりに関するmosaprideの効果についての検討
飯田 洋(横浜市立大附属病院・消化器内科)
【目的】胃酸関連疾患において,on-demand therapyに用いる薬剤には,症状の緩和のために,より速い薬効が求められている.我々は,プロトンポンプ阻害薬(以下PPI)とH2受容体拮抗薬(以下H2RA)の単回静脈投与において,H2RAはPPIよりも胃内pHを迅速に上昇させると報告してきた1).またH2RAに消化管運動改善薬であるクエン酸モサプリドを併用することで胃内pHの立ち上がりが速くなる...

第54回日本消化器病学会大会胃・十二指腸(基礎)

演題取り消し
 
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第54回日本消化器病学会大会胃・十二指腸(基礎)

IRF1欠損はヘリコバクター関連胃発癌に促進的に関与する
芝田 渉(横浜市立大・消化器内科)
IRF(インターフェロン調節因子)は、免疫機構のなかで特にウイルス感染による自然免疫において重要な役割を果たしている。IRFは抗ウイルス分子IFN(インターフェロン)の発現調節のみならず、細胞増殖やアポトーシスに関わる遺伝子の転写にも関与する。IRF1はユビキタスに発現し、IL-12やiNOSなどのいくつかのサイトカイン発現に関与するが、一方で、IRF1の点突然変異が胃癌臨床検体において報告されて...

第54回日本消化器病学会大会胃・十二指腸(基礎)

ヒト胃がん移植モデルマウスに対する抗癌剤内包ミセル製剤の併用投与の検討
山本 祥之(国立がん研究センター東病院・臨床開発センター・がん治療開発部, 筑波大大学院・消化器内科学)
【目的】腫瘍組織へより多くの薬剤を集めると同時に臓器毒性による副作用軽減を目的とするDDS(Drug Delivery System)製剤は非常に有用な剤型である。抗癌剤内包ミセル製剤の有効性は今までに多くの動物実験において実証されており、現在臨床応用を目指し複数の臨床試験が進行中である。しかし、ミセル製剤の併用効果に関しての報告は乏しい。今回、新規DDS製剤のエピルビシン内包ミセル製剤であるNC...

第54回日本消化器病学会大会胃・十二指腸(基礎)

転写因子ETV1のよるPDGFRA発現とMAPK活性化の新しい知見
舩坂 好平(名古屋大附属病院・光学医療診療部)
背景:消化管間葉系腫瘍(GIST)の発生・増殖にkit遺伝子が中心的な役割を果たしていることは明らかである。しかしGISTの病態から、kit遺伝子以外にも、何らかの因子が関与することが示唆されてきた。2010年Nature誌に転写因子ETV1がGIST増大に関与すると報告があり注目されている。当院の検討でもGISTにおいてETV1高発現を確認したが、腫瘍形成における役割は不明である。目的:c-ki...

第54回日本消化器病学会大会胃・十二指腸(基礎)