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検索結果は6件です。

膵癌に対する陽子線治療効果判定におけるFDG-PETの有用性
白川 幸代(神戸大大学院・肝胆膵外科学)
【背景】近年癌診療においてFDG-PETは頻用され、膵癌においてもFDG-PETを用いた治療効果判定が試みられている。陽子線は優れた線量分布から副作用を軽減しつつ高線量をピンポイントで照射可能であり、我々は膵癌にも導入している。膵癌の陽子線治療後効果判定におけるFDG-PETの有用性を検討した。【対象】2006年から2010年に兵庫県立粒子線医療センターで陽子線治療を行った局所進行膵癌症例のうち、...

第54回日本消化器病学会大会膵臓(腫瘍)1

愛媛県内消化器内科における膵癌診療の実態
黒田 太良(愛媛大附属病院・3内科)
【背景】膵癌に対するゲムシタビンの臨床適応により2004年までの全国調査でその予後が改善している事が示されたが、2005年以降の本邦における膵癌診療の変化は明らかではない。
【目的】過去10年間の愛媛県における膵癌診療の実態を明らかにする。
【方法】対象は2001~2010年までに愛媛県内主要10施設消化器内科で膵癌と診断された1217例のうち、データ不十分症例を除く1082例(89%...

第54回日本消化器病学会大会膵臓(腫瘍)1

グリコアルブミンは膵癌患者における耐糖能異常をより鋭敏に検出する
水野 卓(東京大・消化器内科)
【目的】膵癌患者は高率に糖尿病(DM)を合併している。グリコアルブミン(GA)はHbA1cと比較して短期の血糖を反映し、耐糖能異常の早期検出に有用とされている。またGA/HbA1c比(G/H比)は安定した血糖値では約3となり、上昇傾向の時には高くなる。今回我々はGAとG/H比に着目し、膵癌患者における耐糖能異常について検討した。【方法】対象は2009年6月から2012年2月まで当科で診断した膵癌1...

第54回日本消化器病学会大会膵臓(腫瘍)1

根治手術を成し得た残膵再発浸潤性膵管癌の検討
山田 裕人(北海道消化器科病院・内科)
膵癌の約90%を占める浸潤性膵管癌の治療成績は決して良好とはいえず、日本膵臓学会膵癌登録(2007年)によると、その5年生存率はわずか11.6%、切除例でも14.5%と未だに予後不良である。再発部位も膵周囲組織、肝転移が多く、残膵再発症例は稀である。988年11月~2011年12月までに当施設で施行された浸潤性膵管癌根治手術症例166症例を検討してみても、残膵再発症例は4例(2.4%)と非常に稀で...

第54回日本消化器病学会大会膵臓(腫瘍)1

転移性膵腫瘍の4例
鈴木 歩(八戸赤十字病院・消化器科)
【背景】転移性膵腫瘍は比較的稀であるが、悪性腫瘍剖検例では3.0~10.6%、臨床での頻度は3%と報告されている。原発巣は腎細胞癌(腎癌)、肺癌、乳癌が多い。腎癌の膵転移のように外科的切除で予後が明らかに改善するものや、原発性膵癌との鑑別が難しい症例も存在する。【目的】当院における転移性膵腫瘍の臨床的特徴と画像所見について検討を行った。【対象と方法】2006年8月から2011年8月までに当院で病理...

第54回日本消化器病学会大会膵臓(腫瘍)1

Undifferentiated carcinoma with osteoclast-like giant cells of the pancreasの1例
虻江 誠(宮城県立がんセンター・消化器科)
【症例】76歳 男性。【主訴】下痢、黄疸。【既往歴】特記すべき事項なし。【現病歴】平成23年7月、下痢を主訴に近医を受診したところ、黄疸を指摘された。腹部超音波検査で閉塞性黄疸が疑われたため、当科を紹介され、精査加療目的に入院となった。【入院時現症】眼球結膜に黄疸あり。腹部は平坦、軟。肝、腫瘤を触知しなかった。皮膚黄染あり。【入院時検査成績】貧血および肝胆道系酵素の上昇を認めた。腫瘍マーカーはCE...

第54回日本消化器病学会大会膵臓(腫瘍)1