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検索結果は6件です。

B型慢性肝疾患に対するEntecavir投与例からのHBs抗原消失例の検討
原 祐(虎の門病院肝臓センター)
【目的】B型肝疾患に対する核酸アナログ(NA)療法の有効性は広く知られており,経過観察期間が長くなるにつれHBs抗原の消失が得られる症例も散見される.今回我々は,Entecavir(ETV)投与によるHBs抗原消失例の検討を行った.【方法】2004年3月から当院でETV投与しているB型慢性肝疾患患者のうち,内服期間が半年未満,免疫抑制・化学療法によるB型肝炎再活性化予防目的に投与された患者を除外し...

第99回日本消化器病学会総会ウイルス肝炎

1型高ウイルス量C型慢性肝炎に対するペグインターフェロンアルファ2bとリバビリン併用療法時のビタミンD上乗せ効果に関する検討(多施設共同RCT)
横山 聡栄(広島大学消化器代謝内科)
【目的】C型慢性肝疾患患者はビタミンDが欠乏する傾向にある.また,海外でペグインターフェロンとリバビリン(Peg/rib)併用療法にビタミンDを補充した場合,明らかに高いEVR率が得られたとの報告がなされている(ビタミンD併用群96%:ビタミンD非併用群48%,P<0.001).日本人におけるビタミンDの上乗せ効果について検証した.
【方法】1型高ウイルス量のC型慢性肝炎患者にPeg/rib...

第99回日本消化器病学会総会ウイルス肝炎

C型慢性肝炎に対するPeg-IFNα2b/Ribavirin/Telaprevir併用療法における早期腎障害に関する検討
澤井 良之(市立池田病院消化器内科)
【目的】C型慢性肝炎に対するPegIFN/RBV/TVR併用療法における早期腎障害について前向きに検討した.【方法】対象は3剤併用療法を行った1型C型慢性肝炎24例(RNA量5.2-7.6LogIU/mL).男性9例女性15例,年齢は中央値65(54-71)歳.TVR開始量は2250mg15例,1500mg9例.24例で3剤導入前,3日,1,2,4w後の血中Cre(S-Cr),BUN,尿酸(S-U...

第99回日本消化器病学会総会ウイルス肝炎

C型肝硬変症に関与する宿主一塩基多型の検討
上村 慎也(日本大学消化器肝臓内科学分野)
【目的】C型肝炎ウイルス(HCV)による活動性肝炎において,肝の線維化進展速度には個人差が認められる.今回我々は,より積極的な治療を要する対象を宿主因子から見出す方法として,HCV感染における肝線維化進展に関与する宿主の一塩基多型(SNP)の検出を試みた.【方法】全ゲノム関連解析において,肝硬変群195名と非肝疾患群1,553名に対しhigh density oligonucleotide arr...

第99回日本消化器病学会総会ウイルス肝炎

C型慢性肝炎におけるhepcidin分泌不全機序の解析
藤田 尚己(三重大学消化器内科学)
【目的】Hepcidinは鉄増加に反応し主に肝細胞で産生・分泌され,腸管での鉄吸収を抑制する体内鉄調整分子であり,C型慢性肝炎(CHC)にみられる鉄過剰の主原因分子とされる.近年肝細胞内におけるhepcidin発現調整機構の詳細が明らかにされ,それによると体内鉄動態がBMP6によりsensingされ,これが細胞表面のreceptor(BMP-R)に結合すると,Smad1/5/8のリン酸化に引き続く...

第99回日本消化器病学会総会ウイルス肝炎

肝硬度による肝線維化,発癌リスク評価
辰巳 明久(山梨大学第一内科)
【背景・目的】従来,肝線維化の診断による肝発癌リスク評価は肝生検にて行なわれてきたが,侵襲的でありスクリーニング検査としては行い難い.Transient Elastographyは肝線維化の程度を肝硬度(kPa)として非侵襲的に測定することができる.肝硬度測定が慢性肝疾患患者の肝発癌予測に有用であるかを評価するため,肝硬度を用い,HCC群と非HCC群にて比較を行った.【対象と方法】対象は2010年...

第99回日本消化器病学会総会ウイルス肝炎