セッション

検索結果は6件です。

研究協力病院におけるClostridium difficile関連下痢症の発生状況
高橋 正彦(国立病院機構東京医療センター消化器内科)
【目的】Clostridium difficile(C. difficile)は抗菌薬や抗悪性腫瘍薬使用に関連する下痢・腸炎の主要な原因菌であると同時に重要な院内感染菌である.近年C. difficile関連下痢症(CDAD)は欧米で大きな疫学的変化がみられているが,我が国での発生状況は不明な点が多い.本研究は研究協力病院でのCDADの発生状況と感染予防対策の実施状況を調査し,更に感染予防対策の差...

第99回日本消化器病学会総会大腸 感染・他

Citrobacter rodentium腸炎におけるTL1Aの役割
大嶋 直樹(島根大学内科学第二講座)
【目的】TL1A(TNFSF15)は2002年に同定されたTNFスーパーファミリーの一つであり,クローン病患者の炎症部位に多く発現し,Th1およびTh17細胞を活性化することによって腸炎を制御するサイトカインである.また,炎症性腸疾患の発症には腸管内の細菌に対する免疫応答の異常が関与していると言われている.過去に我々は腸管感染性細菌がヒトの抗原提示細胞においてTL1Aの発現を誘導することを報告して...

第99回日本消化器病学会総会大腸 感染・他

過敏性腸症候群における脳腸ペプチドの遺伝子多型の解析
鳥谷 洋右(岩手医科大学内科学講座消化器・肝臓内科分野)
【背景】我々はCholinergic receptor muscarinic 3およびβ3-adrenoceptor遺伝子多型とIBS(irritable bowel syndrome)との関係の報告をしている(Hepato-Gastroenterol 2011;58:1474).一方で,脳腸ペプチドのcarcitonin gene related peptide(CGRP),内臓知覚と関係がある...

第99回日本消化器病学会総会大腸 感染・他

当院における腸管嚢胞状気腫症の50例の検討
齋藤 大祐(杏林大学医学部第3内科)
【目的】腸管嚢胞状気腫症(pneumatosis cystoides intestinalis;PCI)は,腸管壁の粘膜下あるいは漿膜下に多房性あるいは直線状の含気性嚢胞を形成する比較的稀な疾患である.近年は画像診断の進歩に伴い報告例が増加しており,本邦では現在までに600例以上が報告されている.今回われわれは当院で経験したPCIについて検討した.【方法】2007年9月から2012年8月までの5年...

第99回日本消化器病学会総会大腸 感染・他

消化器疾患におけるプロカルシトニン測定の意義
光井 洋(東京逓信病院消化器科)
【目的】プロカルシトニン(以下PCT)は,細菌性の感染症において血中濃度が上昇することが知られ,非細菌性疾患との鑑別に有用とされる.消化器疾患においては,しばしば発熱や炎症所見上昇を伴うが,PCTの測定をおこなった報告は少ない.そこで,当科における諸疾患の患者でPCT測定をおこない,その意義について検討した.【方法】当科でこの1年間に治療をおこなった患者の中で,発熱を伴うか炎症所見高値の場合にPC...

第99回日本消化器病学会総会大腸 感染・他

高脂肪食下APCmin/+マウスに対する抗IL-6受容体抗体投与が腫瘍の発育進展に与える影響
矢尾板 孝夫(山形大学医学部内科学第二講座)
【目的】我々は,メタボリックシンドロームの病態の中心的な役割を果たす内臓脂肪蓄積型肥満やそれに伴うインスリン抵抗性,高インスリン血症,アディポネクチンの低下が,大腸腫瘍のリスクに関わってきていることを報告してきた.この病態にかかわる機序は明確ではないが,IGF-1やインスリンによる細胞増殖促進やアポトーシスの抑制が重要な役割を果たしていると考えられている.さらに近年,メタボリックシンドロームの基盤...

第99回日本消化器病学会総会大腸 感染・他