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当院で内視鏡的切除された大腸孤立性若年性ポリープの臨床的検討

白木　聡子（駿河台日本大学病院消化器肝臓内科）
【目的】若年性ポリープは小児期に多くみられる過誤腫性ポリープであるが，時に成人においても遭遇する．若年性ポリープは非腫瘍性であるが大きなものでは出血や，腸閉塞の原因となるが，無症状で経過し偶然検診で発見されることも多い．また以前は大腸孤立性若年性ポリープの癌化はないとされていたが，腺腫化や癌化した症例の報告もみられている．今回われわれは当院でポリペクトミーまたは粘膜切除術を施行し，若年性ポリープと...

第99回日本消化器病学会総会 ＞ 大腸　腫瘍

当院での抗凝固剤内服患者における内視鏡下大腸ポリープ切除術の検討

山口　恵梨子（国立病院機構九州医療センター消化器センター）
【目的】2012年「抗血栓薬服用者に対する消化器内視鏡診療ガイドライン」が新たに発表されたが，消化器内視鏡ガイドライン第3版（2006）に準じて施行した内視鏡診療結果の検証も必要である．前ガイドラインに準じて施行した当院での抗凝固薬服用者における内視鏡下大腸ポリープ切除術（EMR）後偶発症を検討した．【方法】2006年～2012年6月の間，当院において前ガイドライン準じ，抗凝固薬（ワルファリン：W...

第99回日本消化器病学会総会 ＞ 大腸　腫瘍

治癒切除大腸癌症例の年齢別検討

難波　美津雄（佐野医師会病院外科）
[目的]治癒切除大腸癌を年齢階級別に予後を中心に比較検討した．[対象，方法]1995年6月から2010年7月まで治癒切除術を施行した結腸癌184例，直腸癌103例，計287例を対象とした．これらを59歳以下57例（若年群），60～79歳184例（壮年群），80歳以上（高齢群）に分けて比較した．累積生存率はKaplan-Meier法で求め，Logrank-testでp＜0.05を有意差ありとした．[...

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リンパ節転移陽性大腸SM癌の検討

豊田　和広（東広島医療センター外科）
【はじめに】大腸SM癌は早期癌ではあるがリンパ節転移の可能性が約10％ある．深達度はSMでありながらリンパ節転移陽性であった場合，StageはIからIIIに跳ね上がる．当科で経験したリンパ節転移を伴った大腸SM癌について臨床病理学的に検討した．【対象と結果】2004年4月から2012年8月までの約8年間の大腸癌手術症例は547例であり，SM癌は62例（術後観察期間中央値3.8年）であった．このうち...

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Implantationによる吻合部再発症例から見た結腸癌術後内視鏡検査の至適施行時期の検討

小南　裕明（六甲アイランド甲南病院外科）
結腸癌術後の吻合部再発は腸管内腔に存在する遊離癌細胞の腸壁への打ち込みやlaw surface部への生着が原因と言われており，発生率は手縫い吻合で0.8～1.5%，器械吻合では5～6%とする報告が多い．吻合部再発と診断するには腫瘍が前回吻合部の直上を中心として口側，肛門側粘膜双方にまたがるように存在していることと，2回の摘出標本の組織像が類似していることが必要である．2008年10月から2012年...

第99回日本消化器病学会総会 ＞ 大腸　腫瘍

外科的治療を行った大腸悪性リンパ腫の2例

北村　謙太（柏厚生総合病院外科）
【目的】大腸悪性リンパ腫は比較的まれな疾患で，全大腸悪性腫瘍の中で0.65%と報告されている．今回虫垂炎性腹膜炎で発症した盲腸悪性リンパ腫と術前に診断し得た直腸悪性リンパ腫の症例を経験したので，その臨床的特徴と治療について文献的考察をふまえて報告することを目的とした．【方法】初めに当院で過去1年に経験した盲腸悪性リンパ腫症例と直腸悪性リンパ腫症例を呈示し，その2例を踏まえて文献的考察を行う．【結果...

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