セッション

検索結果は6件です。

進行肝細胞癌に対するソラフェニブ治療効果
岩谷 修子(大阪府立急性期総合医療センター消化器内科)
【目的】当院における進行肝細胞癌に対するソラフェニブ投与の現状について検討する.【方法】2009年5月から2012年7月の間に当院でソラフェニブを使用した進行肝細胞癌32症例の背景,投与量,投与期間,生存期間,有害事象等についてまとめた.【結果】対象32例の平均年齢は74歳で,男性23例,女性9例であった.Child-Pugh分類はA 28例,B 4例.背景肝の成因はHBs抗原陽性4例,HCV抗体...

第99回日本消化器病学会総会肝癌5

進行肝細胞癌に対するソラフェニブ治療における長期生存例の検討
澤田 保彦(奈良県立奈良病院消化器内科)
【目的】進行肝細胞癌に対するソラフェニブ治療のSHARP試験における生存期間中央値は10.7ヵ月であるが,長期生存症例も存在することが知られている.今回,ソラフェニブ治療における長期生存例の臨床的背景について検討したので報告する.【方法】2009年10月から2012年9月に当科でソラフェニブを投与した進行肝細胞癌患者13例を対象とし,背景および治療効果について検討した.治療効果はmodified ...

第99回日本消化器病学会総会肝癌5

切除不能肝癌の分子標的治療における肝障害~血清コリンエステラーゼ値に着目して
竹田 治彦(大阪赤十字病院消化器科)
【背景/目的】大半に前治療歴を有する我が国の進行肝癌症例においては,sorafenib投与中の肝障害がしばしば治療経過を左右する.今回我々は肝機能の指標として血清コリンエステラーゼ値(ChE)に着目し,sorafenibを含めた集学的治療における意義につき検討した.【対象】当院で2012年2月までにSorafenibを導入した切除不能進行肝癌102例のうち導入前ChEが測定された93例.平均年齢7...

第99回日本消化器病学会総会肝癌5

肝癌のソラフェニブによる多型紅斑に対する減感作療法の試み
廣畑 成也(兵庫県立加古川医療センター消化器内科)
【目的】ソラフェニブは長期投与することが生存期間の延長につながるが,有害事象のため減量休薬の頻度が高く代替治療がないにもかかわらず十分な投与ができずに治療を断念せざるを得ない症例を経験する.そのうち多型紅斑は約2%の症例で減量休薬の原因となっている.今回我々は多型紅斑を合併し休薬したが減感作療法にて治療継続可能となった症例を経験したので報告する.【方法】対象はソラフェニブ800mgで開始したが多型...

第99回日本消化器病学会総会肝癌5

肝細胞癌の予後と腎機能
大木 隆正(三井記念病院消化器内科)
【背景】肝細胞癌患者の予後に対する腎機能は明らかになっていない.【方法】2000年1月から2011年10月の間に当院で新規に肝細胞癌と診断し,ラジオ波焼灼療法で根治的治療を行った312例(平均年齢68±9歳,背景肝疾患:C型肝炎237例,B型肝炎25例,アルコール多飲26例,非B非C非アルコール性24例)を対象とした.それらの対象患者をeGFR 60 mL/分/1.73m2以上(A群:240例),...

第99回日本消化器病学会総会肝癌5

慢性肝疾患患者にみられる肝腫瘍の診断におけるEOB-MRIの有用性の検討―乏血性で肝細胞相低信号の結節の診断と予後について―
鈴木 都男(済生会千里病院消化器内科)
【目的】慢性肝疾患の経過中に発見される肝腫瘍の診断にプリモビスト(Gd-EOB-DTPA)を用いた造影MRI(以下EOB-MRI)が近年使用されるようになった.EOB-MRIにて多血性で肝細胞相低信号の結節は肝癌とされている.一方,乏血性で肝細胞相低信号結節の評価は定まっておらず,今回はそのような結節を中心に検討した.【方法】対象は2008年6月より2012年3月までの間に,慢性肝疾患患者でEOB...

第99回日本消化器病学会総会肝癌5