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検索結果は6件です。

陽子線治療を行った局所進行切除不能膵癌の2剖検例
後藤 直大(神戸大学肝胆膵外科)
背景:陽子線は優れた線量分布を有し,膵癌治療においても高い抗腫瘍効果が期待されている.しかしその長期的な効果については十分に検討されていない.今回,局所進行切除不能膵癌(LAPC)に対し化学療法併用陽子線治療を行った2剖検例を報告する.症例1:56歳男性.膵体尾部LAPCに対しGEM1000mg/m2を8コース施行後,GEM併用(800mg/m2)陽子線治療(67.5GyE/25Fr)を行った.照...

第99回日本消化器病学会総会膵癌 他

膵癌症例に合併した消化管出血に関する検討
大坪 公士郎(金沢大学がん高度先進治療センター)
[目的]膵癌症例では,閉塞性黄疸,腹水などの合併症を来すことが多いが,時に消化管出血を合併し,致死的な転帰をたどることも少なくない.しかし,多数の膵癌症例における消化管出血に関する検討はほとんど報告されていない.今回我々は膵癌症例に合併した消化管出血につき検討を行った.[対象と方法]2003年1月から2012年9月までに当科にて加療を行った膵癌症例146例を対象とした.うち95例において上部消化管...

第99回日本消化器病学会総会膵癌 他

IPMNに合併した通常型膵癌に関する検討
竹内 俊文(鈴鹿中央総合病院消化器内科)
【目的】膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)は通常型膵癌と比較し予後のよい膵腫瘍として認識されているが,通常型膵癌の発生頻度が2.0~9.3%にみられる.また,IPMNに合併した通常型膵癌はIPMN非合併膵癌と比較し腫瘍径が小さく,病期が早い事から予後良好との報告がみられる.今回,当院で経験したIPMNに合併した通常型膵癌の臨床像に関し検討し,報告する.【方法】対象は2008年4月から2012年9月ま...

第99回日本消化器病学会総会膵癌 他

Rhabdoid featureを呈した膵癌の2剖検例
丸山 紘嗣(大阪市立総合医療センター消化器内科)
Rhabdoid featureを呈する腫瘍の報告は,脳,腎,消化管,膵臓などで認めるが,きわめて稀である.急速な進行をたどるものが多く,予後不良の腫瘍である.【症例1】49歳男性,心窩部痛・食欲不振・体重減少(-17kg/年)を主訴に当院紹介受診,精査加療目的で入院となった.腫瘍マーカーは,CA19-9:6882 U/ml,SPAN-1:1854U/mlと高値であり,造影CTで膵尾部は造影を受け...

第99回日本消化器病学会総会膵癌 他

当科における膵漿液性嚢胞腫瘍経過観察例の検討
景岡 正信(藤枝市立総合病院消化器科)
【目的】膵漿液性嚢胞腫瘍(SCN)は画像診断の進歩により発見例が増加しているが,当科では悪性例が稀との理由で経過観察の方針としている.今回当科のSCN経過観察例の検討を行った.【対象と方法】2001年4月以降当科にてSCNと診断され経過観察された15例を対象とし,臨床像,診断modality,予後を検討した.SCNの診断は画像診断にてHoneycomb appearanceを認めたものとした.【結...

第99回日本消化器病学会総会膵癌 他

当院における膵Solid Pseudopapillary Neoplasm(SPN)切除例の検討
後藤田 達洋(岡山済生会総合病院内科)
[背景]膵Solid Pseudopapillary Neoplasm(SPN)は,主に若年女性に好発する稀な膵上皮性腫瘍として知られている.多くは無症状で発見される場合が多く,低悪性度腫瘍で外科的切除により良好な経過をたどることの多い腫瘍である.そのため縮小手術を選択する例も多くなっており,術前診断が重要である.[目的]当院における膵SPN切除例を検討し,有用な診断,治療法を解析すること.[対象...

第99回日本消化器病学会総会膵癌 他