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検索結果は7件です。

当院におけるESDを施行したBarrett腺癌の4症例
渡邊 聡(佐賀県立病院好生館消化器内科)
【目的】本邦では欧米に比してBarrett腺癌の頻度は少ないが,今後増加することが予想されている.当院でESDを施行したBarrett腺癌に関し検討した.【対象】2008年から2011年までにESDを施行したBarrett腺癌4症例を対象とした.【結果】平均年齢77.25歳(68-87歳).性別は全て男性.発見契機は当科経過観察中1例,他院からの紹介3例.LSBE1例,SSBE3例.病型分類は0-...

第99回日本消化器病学会総会食道 他

当院で経験されたBarrett食道腺癌8症例の検討
越川 頼光(京都桂病院消化器センター消化器内科)
【背景・目的】Barrett食道腺癌は今後日本人のHelicobacter Pylori感染症の低下とともに,増加すると言われているが,その治療方法は確立されたものはなく,内視鏡治療の適応も決まったものはない.またSSBEに発生した癌とLSBEに発生した癌の違いも未だ不明である.それぞれの内視鏡所見の特徴,病理学的特徴につき検討した.【対象・方法】2007年1月~2012年9月までの間に当院で内視...

第99回日本消化器病学会総会食道 他

食道壁内血腫の三例
村井 大毅(関西労災病院消化器内科)
食道壁内血腫は稀な疾患とされている.今回,我々は食道壁内血腫を三例経験したので報告する.【症例1】81歳男性.吐血による誤嚥とそれに伴う呼吸苦を主訴に当院に緊急搬送され緊急入院となった.気管内挿管の上,上部消化管内視鏡検査を施行したところ,食道入口部から中部食道まで粘膜下に血腫を認め,一部より軽度の出血が持続していた.粘膜傷害は下部食道に及んでいたが,胃・十二指腸の観察範囲内に出血源は認めなかった...

第99回日本消化器病学会総会食道 他

当院で経験した食道穿破を来たした結核性リンパ節炎の3例
子日 克宣(独立行政法人国立病院機構三重中央医療センター消化器科)
成人発症の結核性縦隔リンパ節炎は小児に比べ比較的少ないと考えられている.その主な合併症は,食道や気管,大動脈などの近接臓器への病変の進展による瘻孔形成であるが,症状に乏しく診断に苦慮することがある,とされている.今回我々は,食道穿破を来たした結核性縦隔リンパ節炎を3例経験したので報告する.【症例1】41歳女性【主訴】発熱【現病歴】発熱持続のため,精査目的にて近医入院.肝生検にて粟粒結核と診断され当...

第99回日本消化器病学会総会食道 他

食道運動機能評価におけるHigh-resolution manometryの基準値設定
星野 真人(東京慈恵会医科大学外科学講座消化管外科)
【背景】食道運動機能検査法としてHigh-resolution manometry(HRM)が欧米を中心に普及しつつある.現在HRMは主に3社(Sierra,Medical Measurement Systems,Sandhill)から提供されており,PandolfinoらはSierra社製HRMを使用してシカゴ分類を作成した.【目的】Creighton University Medical Ce...

第99回日本消化器病学会総会食道 他

Basolaterally expressed PAR-2 in esophageal stratified epithelial cell layers is involved in trypsin-induced impaired epithelial barrier function and IL-8 secretion
単 晶(兵庫医科大学内科学上部消化管科)
Immune-mediated injury by the protease-activated receptor-2-interleukin-8(PAR-2-IL8)pathway may underlie the development of gastroesophageal reflux disease(GERD). However, the localization of PAR-2 an...

第99回日本消化器病学会総会食道 他

肺癌食道転移の2例
前田 和範(鳥取県立中央病院内科)
【症例1】50歳代男性.2011年4月多発性筋炎,間質性肺炎と診断され,ステロイドにて寛解.2012年2月増悪にてステロイドパルスや免疫抑制剤併用.4月に嚥下困難にて当科紹介.上部消化管内視鏡検査にて,胸部上部食道に粘膜面変化に乏しい全周性狭窄を認めた.NBIやルゴール散布でも粘膜面に優位な所見はなく,生検でも悪性所見は認めなかった.C Tでは,右上葉のスリガラス陰影を認め,気管前,気管傍リンパ節...

第99回日本消化器病学会総会食道 他