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検索結果は6件です。

ループを作らずパターン化された苦痛のない大腸内視鏡挿入法(S状結腸の意識する二つのポイントKey pointとTurning point)
軽部 友明(軽部病院)
ループを作らず腸管にテンションをかけない挿入法は苦痛を伴わない理想的な挿入法であるが,オリエンテーションがつきにくくパターン化が難しいとされている.そこで,S状結腸で二つの屈曲を意識することでループを作らない挿入法をパターン化することができたので報告する.S状結腸に入って最初の強い屈曲をKey point(KP)と呼ぶ.この屈曲の処理の仕方でループを作るか作らないかが決まる鍵となる屈曲である.KP...

第55回日本消化器病学会大会大腸-挿入3

快適な大腸内視鏡挿入法を目指して-腸管の形態をイメージした大腸内視鏡挿入法
北田 学利(市立川西病院・消化器内科)
【背景・目的】我々は大腸内視鏡挿入法の分類として,スコープヘッドが左結腸曲に挿入した時点での腸管およびスコープのループ形成の有無により,ホールド法とループ法に分類している.ホールド法は, ループを作らないように挿入する方法で理想的な挿入法であるが,スコープヘッドと粘膜との間合いが狭い状態で連続した操作が必要となるため操作が難しくまたすべての症例に用いることは容易ではない.一方, ループ法は, 比較...

第55回日本消化器病学会大会大腸-挿入3

大腸内視鏡挿入困難例に対する極細径大腸内視鏡の活用
萩原 武(札幌厚生病院・1消化器科(胃腸科))
【はじめに】大腸内視鏡検査はスクリーニング検査として広く普及しているが,疼痛があると患者が検査を敬遠し,挿入に難渋する症例や盲腸まで到達しない症例では不十分な検査となる.その様な症例にオリンパス社製極細径大腸内視鏡PCFPQ260I(以下PQ260)を活用しており成績を報告する.
【対象】平成23年7月から平成25年2月にスクリーニング検査でPQ260を使用した52症例,男性18例,女性34...

第55回日本消化器病学会大会大腸-挿入3

私たちが行っている「浸水法」における工夫 直腸での注水とS状結腸挿入困難時の体位変換(右側臥位)
仲道 孝次(福岡徳洲会病院・消化器内科)
我々は,最近のスコープに備わっている送水機能を用いて,準備が手軽な浸水法を行なっている.従来の浸水法と異なる点は,2つである.1つ目は,直腸での注水である.水上らの方法を参考にした.2つ目は,S状結腸での右側臥位への体位変換である.検査の流れを示す.スコープに先端透明フードを装着する.左側臥位で開始する.直腸にて,約300cc程度の注水を行う.送気ボタンをoffにする.挿入中は,空気を可能な限り脱...

第55回日本消化器病学会大会大腸-挿入3

ループを最小化する大腸内視鏡挿入戦略と観察時の注意点
高木 篤(協立総合病院・内科(消化器))
大腸は屈曲部の連続する臓器であり,屈曲部の越え方が苦痛のない挿入法の鍵である.挿入時にループを作ると,S-D junctionなどの自由腸管から固定腸管への屈曲部が鋭角化して痛いだけでなく,スコープの操作性も不良となり,観察・治療にも支障を来す.
 S状結腸の屈曲部をめくる際には,送気を最小限とし,対側壁面を押さずに正面視しながら,次の管腔方向にスライドしていく「面壁スライド法」が有用である...

第55回日本消化器病学会大会大腸-挿入3

先端透明フード装着と体位変換を用いた大腸内視鏡挿入法
平野 直樹(東邦大医療センター大森病院・消化器内科)
大腸内視鏡挿入法は患者の苦痛を少なく挿入し,見落としなく観察することが重要である.そのためにはある程度決まった挿入法をマスターして,それを軸にして癒着症例や過長結腸などの困難症例も行う必要がある.今回先端透明フード装着と体位変換を用いた大腸挿入法について解説する.先端フードを用いることでルーメンとのスペースをとる必要がないため,送気が少なくて済む.またひだ裏の観察が可能で見落としも少なくなりメリッ...

第55回日本消化器病学会大会大腸-挿入3