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検索結果は6件です。

原因不明消化管出血(OGIB)を有する肝硬変症例におけるカプセル内視鏡検査(VCE)の有用性の検討
久保川 賢(麻生飯塚病院・消化器内科)
【目的】肝硬変症例では,静脈瘤出血以外にも原因不明の消化管出血を来すことが少なくない.今回OGIBを有する肝硬変症例におけるVCEの有用性につき検討を行った.【方法】OGIB(黒色便;7例,暗赤色血便;1例,貧血進行;5例)に対して2008年5月より2012年12月までの間に当科でVCEを行った肝硬変症例13例を対象に,VCE所見をretrospectiveに解析し,その臨床的有用性を検討した.症...

第55回日本消化器病学会大会小腸-カプセル内視鏡1

パテンシーカプセルが有用であったカプセル内視鏡で発見された多発性狭窄を伴う小腸病変の1例
中路 幸之助(中江病院・内科)
【症例】75歳,男性.【主訴】便秘.【既往歴】73歳,74歳 小腸イレウス(保存的加療).近医で精神安定剤及び大建中湯,下剤内服.腹部の手術歴はない.【現病歴】2013年1月下旬に便秘・腹部膨満感にて来院.腹部CTでは宿便はあったが,明らかなイレウスの徴候はなかった.繰り返し小腸イレウスをくりかえしており,小腸病変を考えられカプセル内視鏡検査を考えたが,小腸の狭窄病変の存在が懸念された.そのためパ...

第55回日本消化器病学会大会小腸-カプセル内視鏡1

当院におけるパテンシーカプセル内視鏡の使用経験
河野 友彰(兵庫医大・内科(下部消化管科))
【はじめに】従来のカプセル内視鏡の適応は,診断確定済みのクローン病(CD)や消化管の閉塞,狭窄,瘻孔が既知又は疑われる患者は禁忌であったが,2012年7月より小腸の開通性を評価するパテンシーカプセル(Patency Capsule:PC)が我が国で使用可能となり,カプセル内視鏡(CE)の適応も「小腸疾患が既知又は疑われる患者」に拡大となった.保険適応となってまだ間もないため少数例ではあるが当院での...

第55回日本消化器病学会大会小腸-カプセル内視鏡1

クローン病に対するピルカムパテンシーカプセルでの開通性と小腸X線造影所見の比較
大門 裕貴(福岡大筑紫病院・消化器内科)
【背景】ピルカムパテンシーカプセル(PPC)導入前はカプセル内視鏡(CE)の滞留が危惧される症例に対し消化管開通性評価は主に小腸X線造影にて行っていたが,PPCの導入より低侵襲に,小腸の開通性評価が可能となった.特にCDは腸管合併症として腸管狭窄を有しCE前の開通性確認が必須であるが狭窄との関係は明らかではない.【目的】CDに行った小腸X造影所見とPPCでの開通性評価の関係を明らかにすること.【対...

第55回日本消化器病学会大会小腸-カプセル内視鏡1

当院におけるクローン病患者に対するパテンシーカプセルの使用経験
今川 宏樹(尾道総合病院・消化器内科)
【背景】カプセル内視鏡検査 (CE)前に消化管の開通性を評価するための崩壊性カプセルとして,PillCam パテンシーカプセルが保険認可され,PillCam SB2 plusカプセルを使用することで小腸疾患が既知または疑われる患者すべてが保険適応となった.当院でもH24年7月よりパテンシーカプセルを導入している.【目的】当院で行ったパテンシーカプセルを検討し,その有用性を明らかにする.【対象と方法...

第55回日本消化器病学会大会小腸-カプセル内視鏡1

カプセル内視鏡にて確認し得た日本海裂頭条虫症の3例
楠本 侑弘(大阪警察病院・内科)
【はじめに】近年,カプセル内視鏡(以下,CE)やダブルバルーン小腸内視鏡などの小腸検査手段が普及してきている.これらの手技によって診断された消化管寄生虫症の報告が散見される.【症例】20歳代・女性,50歳代・女性,30歳代・男性.主訴は,全例に水様性下痢を認め,排便時に白色調の紐状排泄物を認めたため受診.鮭の寿司の摂食歴を2例に認めたが,1例は不明であった.便検査にて虫卵及び虫体を2例に認めた.い...

第55回日本消化器病学会大会小腸-カプセル内視鏡1