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検索結果は6件です。
- 胃切除術後(Billroth 2法)に生じた胃癌再発による輸入脚症候群及び閉塞性黄疸に対して内視鏡的ステント留置術が有効であった一例
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熊本 光孝(中江病院・内科)
症例:88歳女性.既往歴:40歳胃癌にて胃亜全摘.現病歴:平成24年6月他院にて吻合部潰瘍を指摘された.その後狭窄をきたし食事摂取が不十分となったため他院にて入院加療を行われたが改善せず,10月の腹部CT検査で肝内胆管から総胆管にかけての著名な拡張と胆嚢腫大を認めた. さらに,血液検査では胆道系酵素の上昇も見られ閉塞性黄疸疑いとして当院へ紹介入院となった.検査結果:腹部CTでは,再建後の十二指腸か...
第55回日本消化器病学会大会 >
胃-症例5
- ステロイド治療で改善した胃サルコイドーシスの一例
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三浦 真奈美(岩手県立中央病院・内視鏡科)
【背景】サルコイドーシスは全身性肉芽腫形成疾患であり,胃病変はまれで,2008年まで胃以外に病変を認めない胃限局性59例と,全身性の部分症としての胃病変17例の計76例が報告されている.治療については,切除からステロイド使用,抗潰瘍剤の投与で良好な経過をたどる症例や自然寛解例など一定の結論はなく,安易なステロイド投与を控える報告もある.【症例】70歳代女性【既往歴】40歳代に子宮筋腫手術【現病歴】...
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胃-症例5
- 非典型的な経過をたどった,好酸球性胃腸炎の2例
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田村 泰弘(愛知医大・消化器内科)
【背景】好酸球性胃腸炎は多彩な消化器症状を認め消化管への好酸球浸潤を伴い,胃・十二指腸などの全消化管に病変を認めまれな疾患である.今回,診断に苦慮した好酸球性胃腸炎の2症例を経験したので報告する.【症例1】43歳,男性.15年前より胸やけと食後腹部膨満感のため,近医にてPPI投与されるも症状改善無く2011年12月精査目的に当科受診.末梢好酸球の増加はなかったが,IgEが高値(15700IU/ml...
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胃-症例5
- 胃限局性アミロイドーシスの1例
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井川 翔子(国立岩国医療センター・消化器内科)
【はじめに】アミロイドーシスは,異常蛋白であるアミロイドが,全身臓器に沈着することによって機能障害を引き起こす一連の疾患群である.特定の臓器に限局して沈着を認める場合,限局性アミロイドーシスと呼ばれるが,消化管に限局する症例は稀とされている.今回,我々は,無症状の胃限局性アミロイドーシスの1例を経験し,詳細な内視鏡観察が可能であったので,若干の文献的考察を加え,報告する.【症例】51歳,男性.検診...
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胃-症例5
- 内視鏡検査で診断された胃重複症の一例
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有田 圭介(埼玉協同病院・内科, 筑波メディカルセンター・在宅ケア事業)
症例は42歳女性.糖尿病で他院通院加療中に上腹部不快感を訴えて施行された腹部超音波検査で膵尾部付近の異常を指摘され,当院へ精査目的に紹介された.施行された腹部CTでは胃の背側に液体と空気を伴う構造と,それに連続して胃壁外から胃内腔へ突出する複数の嚢胞様部位を認めた.上部消化管内視鏡では弓隆部から胃体部にかけて粘膜下腫瘍様の隆起部位が散在し,胃体上部大弯側の隆起部位に認めた瘻孔様の部分から経鼻内視鏡...
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胃-症例5
- 内視鏡下に採石を行った腸石による輸入脚閉塞症の1例
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赤池 英憲(山梨大・1外科)
症例は82歳,男性.胃癌の診断にて当科で胃全摘,胆嚢摘出術,Roux-Y再建を施行し外来通院中であったが,無再発で経過していた.術後4年目に嘔気と臍周囲痛を認め,近医受診.投薬で経過をみるも症状の改善なく当科紹介受診となった.血液検査上,肝胆道系酵素の上昇,アミラーゼの上昇を認めた.CT検査にてY脚が吻合部まで全体的に著明に拡張しており,輸入脚閉塞症の診断で当科緊急入院となった.CT上,明らかなY...
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胃-症例5
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