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検索結果は6件です。
- 肝下面から右臀部まで腹腔内外腫瘍様浸潤を来した放線菌症の1例
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宮永 克也(林病院)
症例は83歳の女性で,右臀部皮下腫瘤を自覚し当院受診.腹部・骨盤CT,MRIにて肝下縁から連続して殿筋内,殿筋背側の皮下に連続する軟部腫瘤影を指摘.画像では確定診断には至らず,診断目的に右臀部皮下腫瘤核出術を施行した.その結果,病理組織学的診断で放線菌症と診断され,外来通院にて経過観察となった.手術より3カ月後の腹部・骨盤CTでは腹腔内外の軟部腫瘤様病変は完全に消失していた.腹部放線菌症は比較的珍...
第55回日本消化器病学会大会 >
その他-症例 3
- 出血部位の同定が困難であった特発性腹腔内出血の1例
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外岡 亨(千葉市立海浜病院・外科)
【はじめに】特発性腹腔内出血とは,出血源あるいは出血原因が不明である腹腔内出血を指す.しかし,当初出血源が不明でも血管造影検査や術中所見により出血源の同定が可能な症例も存在する.外傷歴はなく出血素因も有さず,術中所見にても出血源の同定が困難であった特発性腹腔内出血の1例を経験したので報告する.【症例】30代,男性.外傷歴や手術歴など,特記すべき既往歴はなかった.腹痛と嘔吐を主訴に近医受診し,白血球...
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その他-症例 3
- 直腸に穿破したサルモネラによる骨盤内膿瘍の1例
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加藤 公一(江南厚生病院・外科)
症例は44歳女性.42歳時右卵巣嚢腫に対して腹腔鏡下右附属器切除術の既往あり.今回,下腹部痛および会陰部痛を主訴に当院を受診した.下腹部全体に圧痛を認めた.肛門部には異常所見なく,直腸指診で直腸後壁側粘膜下に有痛性腫瘤を触知した.直腸内には白色調の膿性液体貯留を認めた.血液検査で炎症反応の上昇を認め,腹部CT検査では直腸背側・右側に5cm x 4cm大の不整形低吸収域が指摘された.直腸周囲膿瘍と診...
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その他-症例 3
- 腹腔鏡下に手術を施行した後腹膜脂肪腫による腸閉塞の1例
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遠藤 裕一(天心堂へつぎ病院)
【はじめに】後腹膜脂肪腫は後腹膜腫瘍の1.8~3.6%の発生率とされる比較的まれな疾患である.今回我々は,後腹膜脂肪腫より発生したバンドにより,腸閉塞をきたした症例を経験し,極めて稀な症例であると考えられたので報告する.【症例】80歳代男性.開腹歴なし.腹痛・嘔吐を主訴に当院に紹介された.腹部CTにて上部小腸を中心とした拡張を認めたが,閉塞機転ははっきりせず,麻痺性イレウスと判断しイレウス管による...
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その他-症例 3
- 術前に穿孔部を同定し得たシートベルト外傷による腸管穿孔の2例
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唐澤 幸彦(昭和伊南総合病院・外科)
シートベルト装着の義務化により重症の頭部・胸部外傷は減少したものの比較的まれではあるがシートベルトによる腸管損傷の報告は増加してきている.穿孔部位の術前診断が困難な例も多く,腸管外ガス像の確認のみでの手術や他の臓器損傷の手術時に発見されることもあり,穿孔部を術前に特定しえずに手術となることも多い.今回,CT(64列マルチスライス)で術前に穿孔部を特定し手術したシートベルトによる腸管穿孔の2例を経験...
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その他-症例 3
- 両側副腎Myelolipomaに総胆管結石症を合併した1症例
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里 輝幸(京都市立病院・外科)
症例は79歳男性.黄疸と画像上腹部腫瘤を指摘され,当院内科紹介となり,CT,MRIにて脂肪成分の多房性腫瘤を認め,両側副腎腫瘍(Myelolipoma疑い)と総胆管結石症と診断した.保存加療にて黄疸は自然軽快したが,ERCPにて総胆管にカニュレーション困難のため,総胆管結石排石出来なかった.両側副腎腫瘍摘出と総胆管切石目的に当科紹介となった.採血結果から両側副腎腫瘍は非内分泌性であり,また腫瘍マー...
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その他-症例 3
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