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検索結果は6件です。

腹部固形癌に対する粒子線とスペ-サー外科手術を用いた治療限界の克服
木下 秘我(神戸大・肝胆膵外科)
【背景】従来の放射線治療と比較し粒子線治療はBragg-Peakによる高い線量集中性を示すため,根治性とともに副作用の軽減が期待できる.しかし腹部悪性腫瘍では近接する消化管の耐容線量が低く腸管穿孔等のリスクを伴うため,粒子線治療の適応は限定的であった.我々は2006年より外科手術と粒子線治療を融合させた新しい2段階治療を考案し腹部悪性腫瘍に対する臨床I, II相試験を実施したので,現時点での成績を...

第55回日本消化器病学会大会その他-集学的治療

外来化学療法用皮下埋込式中心静脈カテーテルの合併症の検討
小杉 千弘(帝京大ちば総合医療センター・外科)
【はじめに】近年外来通院化学療法の増加に伴い皮下埋込式中心静脈カテーテル件数は増加している.しかしながら件数増加に伴い合併症の報告も増加し,特に鎖骨下静脈経路におけるカテーテル損傷が問題視される.当科での皮下埋込式中心静脈カテーテル留置症例の留置経路別による合併症を検討する.【対象,方法】平成17年4月~平成24年2月に当科で埋込式中心静脈カテーテルを留置し,外来化学療法を施行した202例中,造設...

第55回日本消化器病学会大会その他-集学的治療

癌性胸腹水に対するレンチナン+OK-432による胸腹内免疫療法の基礎的および臨床的検討
吉野 茂文(山口大大学院・消化器・腫瘍外科学)
【目的】癌性胸腹水は,消化器癌患者のQOLを著しく損なうためそのコントロールは重要である.特に抗癌剤耐性後の治療には難渋するが,免疫療法は副作用が少なくQOLを損なうことなく行える治療法である.今回,免疫療法剤レンチナン(LNT) およびOK-432のヘルパーT細胞(Th)バランス(Th1/2)に及ぼす影響を基礎的に検討し,癌性胸腹水に対するLNT + OK-432胸腹内投与の臨床的検討を行った....

第55回日本消化器病学会大会その他-集学的治療

イマチニブ治療中のGISTへの外科治療介入の臨床的意義
松原 長秀(兵庫医大・外科(下部消化管外科))
消化管間質腫瘍GISTには,原発巣切除後,転移・再発を来すものがあり,治療の原則はイマチニブの投与である.腹膜播種様に切除不能の再発形式を示す場合もありイマチニブが投与される.たとえよく奏功したとしてもイマチニブの効果は限定的で,PFSは2年とされている.耐性を獲得し再発してきたGISTに対し,切除を行うのか,スニチニブに切り換えて化学療法を継続するのか,明確な指診はない.耐性病変の切除によりPF...

第55回日本消化器病学会大会その他-集学的治療

感染症性DICに対するトロンボモジュリン製剤使用例の検討
出村 嘉隆(厚生連高岡病院・外科)
【目的】播種性血管内凝固症候群(以下,DIC)に対する,新規抗凝固療法として遺伝子組換え型トロンボモジュリン(以下rTM)が使用可能となった.当科で経験した感染症性DIC症例 に対するrTMの有用性を検討した.【方法】対象は,2009/05/01 - 2012/12/31の期間に,当科においてDICと診断され,rTMを治療に用いた31例である.患者背景,治療内容,転帰,各種マーカーの推移について検...

第55回日本消化器病学会大会その他-集学的治療

消化器外科領域におけるトロンボモデュリン製剤の使用の現況
丸山 常彦(日立製作所日立総合病院・外科)
【目的】消化器外科領域において,汎発性血管内凝固症候群(DIC)に対するトロンボモデュリン(TM)製剤の使用の現況と,その有効性について検討した.【方法】2010年6月より2012年9月まで当科において手術を施行しTM製剤を使用した21例を対象として,背景因子,各種DIC診断基準との関連,DIC離脱率,転帰について後ろ向きに検討した.【成績】年齢は59-92歳,男女比は15:6.定時手術が10例,...

第55回日本消化器病学会大会その他-集学的治療