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検索結果は6件です。

腹腔鏡下インスリノーマ手術に対する選択的動脈内Ca注入法と術中末梢動脈血インスリン値モニタリング併用の有用性
住吉 宏樹(日本医大・外科)
【目的】当科で施行された腹腔鏡下膵切除術152例の中で,膵内分泌腫瘍に対して31例に施行しており,その中で機能性腫瘍は18例(インスリノーマ15例,ガストリノーマ2例,グルカゴノーマ1例)であった.インスリノーマでは約10%に多発例が存在するため術前・術中の正確な局在診断が重要である.そこで当科では画像診断に加え局在・範囲診断として選択的動脈内Ca注入法(ASVS)を施行し,また術前に描出されなか...

第55回日本消化器病学会大会膵臓-その他 2

大腰筋横断面積と最大呼気流量を用いたサルコペニアの診断と膵切除術後合併症
古川 大輔(東海大・消化器外科)
【背景】サルコペニアは骨格筋量の低下と筋力低下を伴う症候群であり予後不良因子や合併症発生因子の一つとして報告されている.【目的】サルコペニアが膵切除後の短期合併症に及ぼす影響を明らかにする.【対象と方法】2010年8月~2012年2月に施行した膵切除100例を対象とした.筋肉量は術前CTでの第4/5腰椎椎間板レベルの大腰筋横断面の面積を体表面積で除した値を用いた.筋力は体幹筋力を反映するとされてい...

第55回日本消化器病学会大会膵臓-その他 2

膵癌予後予測因子としての術前血清腫瘍マーカーの検討
神田 光郎(名古屋大大学院・消化器外科学)
【背景】膵癌の予後は,拡大手術や積極的な術後化学療法が行われてきたにもかかわらず,いまだ不良である.予後を予測し,高リスク患者を術前に選別するためには,鋭敏なバイオマーカーの検出が必要である.【方法】術前化学(放射線)療法の施行されている症例は除外し,2001年8月から2012年8月までの324例の通常型膵癌切除例を対象として,CA19-9,CEAを含む術前血清腫瘍マーカー値の予後への影響を検討し...

第55回日本消化器病学会大会膵臓-その他 2

膵頭十二指腸切除術における再建術式 ―膵胃吻合の有用性―
蒲原 行雄(国立長崎医療センター・外科, 国立長崎医療センター・臨床研究センター)
はじめに)膵島十二指腸切除術においては膵液瘻の克服が重要問題である.特に進行癌では術後合併症は集学的治療の機会を遅らせる大きな原因となる.われわれは膵頭十二指腸切除術の基本再建として膵管粘膜吻合を併用した膵胃吻合を導入してきた.今回その有用性を検討した.対象と方法)2007年から2012年間に当院で膵頭十二指腸切除を実施したstage II以降の膵頭部領域癌治癒切除46例(膵癌20例,胆管癌16例...

第55回日本消化器病学会大会膵臓-その他 2

膵頭十二指腸切除術における当科の膵空腸吻合
坂本 照尚(鳥取大・病態制御外科)
膵頭十二指腸切除後の膵瘻は,時に術後に致命的な合併症を起こす可能性がある.各施設で様々な対策を講じることで膵瘻発生頻度は減少してきているものの,未だ解決されない問題であり,なかでも膵消化管吻合の手技重要な位置を占めていると考えている.当施設の膵頭十二指腸切除術は年間15-20例のいわゆるMedium volume centerであるが,膵瘻を低減すべく安全・確実な膵消化管吻合に細心の注意をはらって...

第55回日本消化器病学会大会膵臓-その他 2

膵切除が体組成に及ぼす影響に関する検討
宮本 敦史(国立大阪医療センター・外科)
【背景・目的】膵頭十二指腸切除(以下,PD)における膵切除や再建に伴う消化管経路の変更は,術後の消化・吸収に影響を及ぼし体組成の変化を惹起する可能性があるが,これまでのところ詳細な検討はなされていない.今回,我々はPDが術後の体組成に及ぼす影響について検討した.【対象・方法】対象は2011年12月までに施行したPD施行例のうち,術後1年目までに明らかな再発を認めなかった34例.BIA(Bioele...

第55回日本消化器病学会大会膵臓-その他 2