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検索結果は6件です。

決定木分析によるIPMNの治療戦略‐手術適応と術式選択,至適郭清範囲‐
鈴木 裕(杏林大・外科)
[背景] IPMNはサブタイプの定義や分類がいまだ不明瞭.また,主膵管型/複合型でも一定の割合で腺腫が存在,経過観察可能な主膵管型/複合型の存在も示唆.術前での正確な悪性度診断が必要も,画像診断での良悪性診断に難渋する症例も多い.さらに,縮小手術の妥当性や郭清範囲についても議論が多く,術式別成績の解析が必要.[目的]IPMNの手術適応と術式の妥当性,至適郭清範囲を検討[方法]対象は病理診断でIPM...

第55回日本消化器病学会大会膵臓-診断 2

IPMN新コンセンサス診療ガイドラインを検証する
廣野 誠子(和歌山県立医大・2外科)
[背景]2012年に新しいIPMNコンセンサス診療ガイドラインが出版され,新たなIPMN手術適応が明らかにされた.今回われわれは,新ガイドラインに基づいてIPMN切除症例を検証し,今後の課題を提唱したい.[方法]1999年~2013年までに当科で切除したIPMN218例を対象に,新ガイドラインに沿った主膵管型および分枝型の良悪性診断率,さらにIPMN由来浸潤癌の予後因子を同定した.[結果]主膵管型...

第55回日本消化器病学会大会膵臓-診断 2

主膵管型IPMNに対する至適術式の検討
石田 潤(神戸大・肝胆膵外科)
【背景と目的】2012年IPMN/MCNコンセンサス診療ガイドラインにおいて主膵管型IPMNには切除が推奨され,その術式についても言及されている.自験例から至適術式について検討し,新ガイドラインの妥当性について考察した.【対象】対象は2003年-2012年の主膵管型IPMN切除41例.男女比22:19,平均年齢67歳,最終診断は腺腫14例,上皮内-微小浸潤癌15例,浸潤癌12例.手術は浸潤癌ではD...

第55回日本消化器病学会大会膵臓-診断 2

国際診療ガイドライン(2012年版)に基づいたIPMNに対する手術適応基準の検証
福本 和彦(磐田市立総合病院・消化器外科)
【目的】2012年に改訂されたIPMN/MCN国際診療ガイドライン(以下,新GL)の手術適応基準がより明確な基準となった.特に分枝型IPMNに対する治療方針アルゴリズムではhigh-risk stigmata(閉塞性黄疸を来す膵頭部嚢胞, 造影される充実性成分, 主膵管径≧10mm)やworrisome feature(嚢胞径≧3cm, 造影される壁肥厚, 主膵管径5-9mm, 造影効果のない壁在...

第55回日本消化器病学会大会膵臓-診断 2

Intraductal tubulopapillary neoplasm(ITPN)の臨床病理学的検討
鈴木 隆二(東京女子医大・消化器外科)
【目的】Intraductal tubulopapillary neoplasm(ITPN)は2009年に山口,古川らにより提唱され2010年のWHO分類に採用された膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)やPancreatic intraepithelial neoplasia(PanIN),さらに膵管内発育を来たす膵腺房細胞腫瘍とも異なる新しい概念の膵管内腫瘍である.そこでITPNの臨床的病理学的特徴...

第55回日本消化器病学会大会膵臓-診断 2

膵腺房細胞癌及び肝転移巣のMDCT所見
住吉 辰朗(高知医療センター・消化器外科)
目的:膵腺房細胞癌(ACC)切除例6例の原発巣,肝転移巣のMDCT所見を詳細に検討した.方法:当科で手術施行し病理組織学的にACCと確定診断された症例を6例認めた.経過観察中に肝転移を3例14病変認めた.原発巣,肝転移巣ともに全例MDCT検査を施行していた.ACC原発巣及び肝転移巣の単純CTと造影CT3相(動脈相,門脈相,遅延相)におけるCT値を測定し造影パターンを検討した.結果:腫瘍内部の出血,...

第55回日本消化器病学会大会膵臓-診断 2