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検索結果は6件です。

胃癌胃全摘症例における食道癌手術の工夫
藤崎 滋(藤崎病院・外科)
(はじめに)食道癌切除後の再建に通常は胃管が使われるが,胃を使用できない場合,(回)結腸を用いることが多い.この際,再建腸管の挙上性を十分確保することと,挙上する回結腸に虚血を生じさせない工夫が必要である.症例によっては,低侵襲性にも配慮した術式の選択も必要である.(対象)以前に胃全摘が行われた症例,および胃癌が同時性重複癌として存在し胃全摘も考慮すべき症例に対して,食道癌切除を行う際の切除・再建...

第55回日本消化器病学会大会食道・咽頭-手術治療 3

胃管癌に対する低侵襲治療としての外科縮小手術例の検討
島田 英雄(東海大大磯病院・外科)
【はじめに】食道癌術後胃管癌に対する胃管全摘術は再建経路により再開胸や胸骨縦切開等の,極めて侵襲の高い切除と再建術式となる.【目的】胃管全摘を回避するため,進行度や局在を考慮し,内視鏡的切除術(ER),部分切除術,右胃大網動静脈を温存しての幽門側胃管切除術を行っている.治療成績を含め胃管癌に対する縮小治療の可能性について報告する.【対象と方法】今までに経験した胃管癌症例は30例でERは10例で外科...

第55回日本消化器病学会大会食道・咽頭-手術治療 3

食道切除術後に発生した異時性頭頸部癌・食道癌に対する外科的切除
井田 智(九州大・消化器総合外科, 熊本大・消化器外科)
【はじめに】食道癌は頭頸部癌との同時性,異時性重複が多く,手術や化学放射線療法(CRT)など集学的治療を要する.同時性重複では切除範囲や照射範囲が大きくなり,異時性重複では初回手術やCRTによる瘢痕・癒着などの影響が強く治療に難渋する.今回,食道切除術後に発生した異時性頭頸部癌・頚部食道癌(PhCe癌)の切除例を解析し,その安全性や治療効果について検討した.【対象と方法】 1994年から2012年...

第55回日本消化器病学会大会食道・咽頭-手術治療 3

嚥下造影動画解析による胸部食道癌術後嚥下機能評価
神谷 欣志(浜松医大・2外科)
【はじめに】胸部食道癌の根治術後では,頚部郭清に伴う咽頭頚部食道の運動機能障害,吻合部の屈曲や狭窄,気管周囲の郭清に伴う咳嗽反射の低下,反回神経麻痺などの影響により,嚥下機能に障害を認める症例が少なくない.術後嚥下機能障害は,患者のQOLの低下や誤嚥性肺炎の発生などに大きな影響を及ぼす.近年,食道癌周術期における積極的なリハビリテーション介入の重要性が報告されているが,嚥下機能の客観的な評価に基づ...

第55回日本消化器病学会大会食道・咽頭-手術治療 3

Barrett食道癌に対する外科治療
西 隆之(東海大大磯病院・外科)
【目的】逆流性食道炎の増加をふまえて近年本邦でもBarrett食道癌は増えてきている.しかし未だ症例数が少なく治療方針が確立されていない.特に手術アプローチや至適リンパ節郭清などの外科治療に関しては,症例数の多い欧米でも系統的リンパ節郭清があまり行われていないため参考になるデータが少なく,本邦での症例の蓄積が期待される.当科で扱ったBarrett食道癌を検討し,特に外科治療方針につき明らかにする....

第55回日本消化器病学会大会食道・咽頭-手術治療 3

ICG蛍光法による食道癌切除後再建胃管の血流評価
藤川 善子(横浜市立大・外科治療学)
背景:食道癌切除後の再建術は数ある消化管吻合の中でも最も縫合不全,狭窄などの危険の高く縫合不全の発生は時に致命的である.縫合不全の発生には吻合部の緊張や血流が関与すると考えらており,2009年1月よりICG蛍光法を食道癌切除後の再建前に使用し,再建臓器の血流を評価してきた.今回はその有用性を検討し,実際の血流評価の手技を供覧する.対象・方法: ICG蛍光法による血流評価は再建胃管を作成し,食道・胃...

第55回日本消化器病学会大会食道・咽頭-手術治療 3