セッション

検索結果は6件です。

急性胆管炎の重症度判定における血清プロカルシトニンの有用性
梅舟 仰胤(東京大・消化器内科)
【背景】プロカルシトニン(PCT)は細菌感染による全身性炎症反応に伴って急速に血中で増加し,白血球数やCRPよりも感度と特異度が優れた重症細菌感染症の診断マーカーであることが示されている.しかし急性胆管炎の診断や重症度判定にPCTが有用であるかはエビデンスに乏しいのが現状である. 【目的】急性胆管炎の重症度判定における血清PCTの有用性について検討した. 【方法】対象は2011年1月以降に当科で急...

第55回日本消化器病学会大会胆道(診断1)

胆石性胆管炎の診断におけるmultidetector computed tomography (MDCT)の有用性の検証
岸田 圭弘(国立国際医療研究センター・消化器科)
【目的】胆石性胆管炎における画像所見の診断精度は十分に検討されていない.今回胆石性胆管炎の診断に有用なCT所見を検証する.【方法】対象は当院で内視鏡的逆行性胆管造影 (ERC)の前にMDCTを施行した患者のうち悪性疾患と胆管ドレナージの既往がある患者を除いた144例.ERCで総胆管結石と膿性胆汁もしくは胆汁培養陽性を認めた症例を胆石性胆管炎と診断した.MDCT所見は総胆管拡張,肝内胆管拡張,胆管壁...

第55回日本消化器病学会大会胆道(診断1)

当院における胆嚢病変に対するSonazoid造影超音波検査の検討
中井 喜貴(京都桂病院・消化器センター消化器内科)
【はじめに】腹部造影超音波検査は経静脈的に超音波造影剤を投与し目的病変の血流を安全かつ簡便に評価できる検査であるが,胆道領域に関する評価は一定した見解は得られていない.【目的】胆嚢病変に対するSonazoid造影超音波検査の有用性を検討する.【対象】当院で2009年5月~2013年3月までに胆嚢癌との鑑別にSonazoid造影超音波検査を行った73例75病変(壁肥厚30病変,亜有茎性19病変,有茎...

第55回日本消化器病学会大会胆道(診断1)

MRCP画像による胆嚢機能評価の試み
鹿志村 純也(水戸済生会総合病院・消化器内科)
【はじめに】画像検査は病変の存在や質的な診断目的に行われることが多く,機能評価目的で行われることは少ない.摂食刺激に対する収縮という胆嚢機能を正確に評価する方法は未だ確立されていない.機能が廃絶した胆嚢は胆嚢炎や結石発生のリスクが大きいとされ,その機能を評価することは臨床的意義が大きい.近年,胆管結石に対する内視鏡的治療が盛んに行われているが無結石胆嚢は温存可能との報告もある.今回,我々はMRCP...

第55回日本消化器病学会大会胆道(診断1)

総胆管結石の画像診断
小林 正佳(亀田総合病院・消化器内科)
【背景・目的】総胆管結石の診断には様々な画像検査が用いられるが,それぞれ長所と短所がある.どの検査が適しており,どの検査を行うべきか知るために,各画像検査の成績を検討した.【対象・検討内容】2008年1月から2012年12月までにERCPを行い,総胆管結石を確認した750例を対象に,US,CT,MRI,EUSによる結石診断率を検討した.【結果】結石診断率は,US51%(169/330),CT77%...

第55回日本消化器病学会大会胆道(診断1)

最近3年間に経験した胆嚢捻転症6例の検討
三長 孝輔(日本赤十字社和歌山医療センター・消化器内科)
【目的】胆嚢捻転症は比較的まれな疾患であり,特異的な症状に乏しく診断が困難な疾患の一つであるが,急性腹症としての対応,治療が求められる救急疾患である.当院で過去3年間に経験した胆嚢捻転症6例の臨床的特徴及び診断,治療に関する検討を行った.【対象】2011年1月~2013年1月の期間に当院で経験した胆嚢捻転症6例を対象とした.【結果】平均年齢は85.3歳(79-90歳),性別は全例女性,BMI(Bo...

第55回日本消化器病学会大会胆道(診断1)