セッション

検索結果は6件です。

Ischemic preconditioning (IPC)は虚血肝障害ラットにおける肝細胞の再生能力を促進する.
橋本 直樹(近畿大・保健管理センター)
ラット肝臓にIschemic preconditioning(IPC)を行い,肝阻血再還流障害に対する影響について検討した.(方法)Wistar ratに脾臓固着モデルを作成し,portal systemic shunt完成後,4週目に,IPCは10分肝阻血,10分reperfusionを行い,90分間,肝阻血を行った(IPC)(n=10),肝阻血グループは90分間の阻血を行った(I/R)(n=1...

第55回日本消化器病学会大会生化学・分子生物学

肝癌細胞におけるガレクチン-9の増殖抑制効果の検討
藤田 浩二(香川大附属病院・消化器・神経内科)
【目的】β-ガラクトシド結合蛋白質の1つであるガレクチン-9 (Gal-9) は,悪性リンパ腫細胞においてアポトーシスを誘導するとともに細胞分裂を抑制し,増殖抑制効果を示すことが知られている.しかしながら肝細胞癌 (HCC) におけるガレクチン-9の増殖抑制効果については報告されていない.今回我々は肝癌細胞において,ガレクチン-9による増殖抑制効果とその機序について検討した.【方法】3種類のHCC...

第55回日本消化器病学会大会生化学・分子生物学

マイクロアレイを用いた正常肝臓の加齢に伴う遺伝子発現とDNAメチル化の解析
爲田 雅彦(三重大附属病院・消化器・肝臓内科, 三重大大学院・臨床検査医学)
【目的】肝臓において加齢に伴い肝炎ウィルス治療の抵抗性を来すことや発癌率が上昇する傾向にあることが知られている.これらの原因として様々な遺伝子,蛋白の発現が変化していることが考えられる.その機序としては遺伝子変異や染色体不安定性などといったジェネティックな変化のみならず,DNAメチル化などのエピジェネティックな変化が存在することが報告されている.今回,我々は肝臓の加齢に伴い遺伝子発現とメチル化パタ...

第55回日本消化器病学会大会生化学・分子生物学

肝臓癌細胞におけるResveratrolによるTRAIL誘導性細胞死の増強
爲田 雅彦(三重大附属病院・消化器・肝臓内科, 三重大大学院・臨床検査医学)
【目的】Resveratrolはブドウやピーナッツ等に含まれる天然のポリフェノールである.抗酸化作用を有しているとされ,サプリメントとしても使用されている.その作用としてPPARα,SIRT1の活性化,COX-2の阻害等が報告されている.種々の癌に対する抑制的な作用が報告されているが,肝臓癌についての報告は限られている.今回,我々はResveratrol単独およびにTARAILとの併用において肝臓...

第55回日本消化器病学会大会生化学・分子生物学

顕性黄疸にて発症しABCB11遺伝子変異により診断しえた妊娠性肝内胆汁うっ滞症の1例
阿部 寛幸(新潟大大学院・消化器内科学)
症例は妊娠16週の24歳女性で一ヶ月続く掻痒感と黄疸で当院を受診した.血液検査ではT-Bil 6.3 mg/dL, AST 264 U/L, ALT 545 U/Lと上昇を認めたが,血清学的にはウイルス性肝炎や自己免疫性肝炎,原発性胆汁性肝硬変等を疑う所見を認めなかった.また画像検査でも閉塞性黄疸や慢性肝疾患の所見を認めなかった.症状及び検査結果から妊娠性肝内胆汁うっ滞症 (Intrahepati...

第55回日本消化器病学会大会生化学・分子生物学

慢性肝疾患における血中亜鉛濃度の低下は肝の炎症により惹起される
法水 淳(大阪労災病院・消化器内科)
【目的】血中亜鉛濃度は慢性肝疾患の進行に伴い低下すること,亜鉛が活性酸素の除去に重要な役割を果たしていることはよく知られている.また,慢性肝疾患のかなり早期の段階で血中亜鉛濃度が低下し,亜鉛の補充により肝機能維持及び発癌抑制に対して有効である可能性を前回の肝臓総会において我々は報告した.しかし,慢性肝疾患において亜鉛濃度が何故低下するのかに関してはいまだ明らかではない.今回,我々は経時的に血中亜鉛...

第55回日本消化器病学会大会生化学・分子生物学