セッション

検索結果は6件です。

HBs抗原の推移からみたB型慢性肝炎の発癌
長岡 進矢(国立長崎医療センター・臨床研究センター)
【目的】当院におけるB型慢性肝疾患長期観察例の肝発癌に関わる因子の臨床的検討をおこなう.【対象・方法】対象は1980年~2000年の間に当センターに入院した初診時肝細胞癌合併のないHBsAg陽性例1029例のうち5年以上経過観察した392例(平均観察期間:15年)である.初診時年齢(中央値):39歳,男性:278例(71%),初診時HBeAg陽性例:287例(73%),初診時ALT値(中央値):5...

第55回日本消化器病学会大会B型肝炎-病態・診断2

B型肝炎肝発癌予測におけるAFP測定の有用性
芥田 憲夫(虎の門病院・肝臓内科)
【目的】B型肝炎の肝発癌予測におけるAFP値測定の有用性とAFP値上昇に寄与する要因を検討した.更に,肝病態を反映する可能性のあるHBsAg量とAFP値との関連についても検討した.【方法】初診時に肝癌が存在せず,抗ウイルス療法既往歴が無い連続1,998例のB型肝炎を対象とした(年齢中央値38歳,HBeAg陽性971例,男性1,345例).〔検討1〕当院の経過中に抗ウイルス療法を施行されていない1,...

第55回日本消化器病学会大会B型肝炎-病態・診断2

核酸アナログ治療中のB型慢性肝疾患症例におけるHBs抗原価の推移と肝病態との関連
長谷部 千登美(旭川赤十字病院・消化器内科)
【目的】B型慢性肝疾患の診療において,HBs抗原価は抗ウイルス治療中止の可否判定に有用であり,その定量の必要性が強調されるようになった.また,HBs抗原高値例では発癌リスクが高いことも報告され,抗ウイルス治療によりHBs抗原の低下・さらには陰性化をめざす治療が求められるようになった.そこで,HBs抗原価の低下に伴う肝炎病態と発癌率の変化を明らかにする目的で,以下の検討を行った.【方法】対象は,核酸...

第55回日本消化器病学会大会B型肝炎-病態・診断2

B型肝硬変における核酸アナログ療法後発癌の検討
相澤 摩周(東京慈恵会医大・消化器・肝臓内科)
【目的】B型肝炎に対する核酸アナログ(NA)療法は良好な抗ウイルス効果と発癌抑止が期待できるが,肝硬変ではNA療法後の発癌例も認める.肝硬変例でのNA投与後の発癌について検討した.【対象】2000年から12年3月までにNA療法を開始したB型肝硬変41例.平均年齢52歳(32-71歳) 男性/女性29例/12例,Genotype A 2例,B 3例,C 22例,平均観察期間62ヵ月(12-146ヵ月...

第55回日本消化器病学会大会B型肝炎-病態・診断2

核酸アナログ製剤投与後に発症したHCC症例の検討
中村 純(川崎医大川崎病院・内科)
【目的】核酸アナログ製剤(NA)が発売されて以来,B型肝炎に対する治療法は大きく進歩し予後の改善につながっている.特にNA製剤によるHCC発癌抑制効果に関しては,様々な因子が検討され報告されている.今回,当院でNA投与後にHCCを発症した症例について検討を行ったので報告する.
【方法】当院でNA製剤を投与しているB型慢性肝疾患167例[平均年齢49.2歳,男性/女性:122/55,CH/LC...

第55回日本消化器病学会大会B型肝炎-病態・診断2

B型慢性肝疾患に対する核酸アナログ投与中に出現したHCCの検討
河岡 友和(広島大病院・消化器・代謝内科)
目的)今回,我々はB型慢性肝疾患に対する核酸アナログ投与中に出現したHCCの頻度と,HCC出現に寄与する因子について検討した.方法)対象は2000年から2010年11月までにB型慢性肝疾患に対し,当院および関連施設で核酸アナログ投与開始し,12カ月以上経過の追えた592例.核酸アナログ投与中の累積発癌率,およびHCC出現に寄与する因子について検討した.結果)男性/女性,382/210例.核酸アナロ...

第55回日本消化器病学会大会B型肝炎-病態・診断2