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検索結果は6件です。
- 胃癌の化学療法中に生じたPulmonary tumor thrombotic microangiopathy(PTTM)の1剖検例
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東 慶之介(石川県立中央病院 消化器内科)
症例は60歳代、男性。2011年7月に心窩部不快感と体重減少を主訴に当科を初回受診した。上部消化管内視鏡検査にて胃体上部小彎に約5cm大の3型進行癌を、腹部造影CT検査にて胃噴門部から腹部大動脈周囲に広範なリンパ節腫大を認めた。日本臨床腫瘍研究グループによる治癒切除不能進行胃癌に対する胃切除術の意義に関するランダム化比較第3相試験(JCOG0705)に登録され、胃全摘術が施行された。術後組織診断は...
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- 肝膿瘍腹腔内破裂をきたした胆管癌の1例
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中川 亜希(公立羽咋病院 内科)
【症例】69歳男性。脳梗塞後遺症、認知症にて当院脳神経外科へ通院中、2010年に肝胆道系酵素上昇を認め当科紹介、中部胆管癌と診断。手術適応と判断したが本人拒否にて内視鏡的にチューブステントを挿入、化学療法を行っていた。同年9月チューブステント閉塞しメタリックステントへ交換、2011年3月にはステント内腫瘍浸潤のためノンカバー型メタリックステントをステント内留置した。以後緩和ケアのみで経過観察してい...
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- 急速な進行を呈した食道癌肉腫の1切除例
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高井 亮(富山赤十字病院 外科)
症例は71歳、男性。咽頭部違和感と固形物通過障害にて消化器内科受診。上部消化管内視鏡検査にて門歯より27cm~35cmの胸部中部食道に内腔を占拠する腫瘍性病変を認めた。生検では悪性所見は明らかではなかった。同時期に施行されたCT、MRI検査では明らかな周囲への浸潤はなく明らかなリンパ節腫大も認めなかったが、通過障害により徐々に水分摂取も不能な状態となったため当科紹介。再度CT検査を施行したところわ...
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- 超音波内視鏡下穿刺吸引生検(EUS-FNA)で、免疫組織学的に確定診断に至った脾悪性リンパ腫の1例
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泉田 俊秀(富山県立中央病院 内科(消化器))
【症例】48歳、女性。【現病歴】2009年より検診で脾腫を指摘されていたが、自己判断で受診していなかった。2010年検診にて再度脾腫を指摘されたため、当院内科を受診。中等度脾腫で1年毎に経過観察となっていた。2012年11月再診時に汎血球減少(WBC2300/μl、Hb9.5 g/dl、Plt71000 /μl)、脾腫の軽度増大を認めたため精査となった。血液検査上、ハプトグロブリン低値を認めたが、...
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- 保存的加療で軽快した門脈ガス血症の2例
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清水 大樹(公立松任石川中央病院 消化器内科)
【背景】門脈ガス血症(portal venous gas; 以下, PVG)は, 腸管壊死などの重篤な疾患の際に認められる比較的稀な病態で, 死亡率も高いことから予後不良の徴候とされてきた. しかし近年では画像診断の発展・進歩に伴い少量のガスでも診断が可能となったため, 保存的加療で軽快した門脈ガス血症の報告も増加してきている. 【症例1】70歳代, 男性. 糖尿病, 陳旧性脳梗塞で当院通院中. ...
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- 異なる病態を呈した膵仮性嚢胞に対し嚢胞および経乳頭的ドレナージ術が奏功した2例
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清家 拓哉(恵寿総合病院 消化器内科)
【症例1】62歳、男性。糖尿病、アルコール性慢性膵炎で加療中、激しい心窩部痛、嘔吐および腹部膨満が出現し当科受診。CT所見では、膵周囲の液体貯留、主膵管に結石、尾側膵管の拡張および巨大な膵仮性嚢胞を認めた。膵仮性嚢胞を合併した慢性膵炎急性増悪と診断。ERP所見では、主膵管に結石が嵌頓し尾側膵管へ造影剤は流入せず、GWも挿入不能で、副乳頭からのアプローチでも同様であった。内視鏡的膵管ドレナージ(EP...
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