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検索結果は6件です。
- 病理解剖にて診断し得た神経内分泌癌を含む横行結腸高分化型腺癌の一例
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浪口 謙治(愛媛県立中央病院 臨床研修センター)
【症例】52歳、男性。【主訴】下痢。【既往歴】特記事項なし。【現病歴】平成25年12月初旬より下痢がみられていた。近医にて整腸剤の投与受けるも軽快せず、血液検査、腹部エコー検査にて肝機能異常、肝脾腫がみられたため精査目的で同12月末に当科紹介入院となった。入院時の理学所見は肝を肋弓下4横指触知する以外は特記事項なく、血液検査はT-Bil 1.7mg/dl、AST 87U/ml、ALT 62U/ml...
第099回四国支部例会 >
- 炎症性大動脈瘤および後腹膜線維症を合併したIgG4関連自己免疫性膵炎の1例
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枝川 広志(徳島赤十字病院 消化器科)
【はじめに】IgG4関連自己免疫性膵炎は、自己免疫性膵炎の亜型で中高年齢の男性に多いとされ、膵腫大を伴い、多臓器にわたる合併症が報告されている。また2009年に笠島らにより炎症性大動脈瘤の一部にIgG4関連硬化性病変が含まれていることが報告された。今回我々は炎症性大動脈瘤に対する術後4年でIgG4関連自己免疫性膵炎・後腹膜線維症と診断した1例を経験したため報告する。【症例】69歳、男性【主訴】なし...
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- ドネぺジル塩酸塩服用中に見られた消化性潰瘍症例の検討
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俵 広樹(高知県立幡多けんみん病院)
ドネぺジル塩酸塩(商品名アリセプト)はコリン賦活作用による消化性潰瘍の合併が見られることが知られているが、その詳細を検討した報告は少ない。当院で2010年10月以降にドネぺジル塩酸塩服用中に胃十二指腸潰瘍(瘢痕は除く)を合併した症例は4例、すべて胃潰瘍(胃体部3例胃角1例)で、男性3例女性1例、平均年齢は82歳(78―89歳)、ドネぺジル塩酸塩は全例5mg服用していた。2例は低用量アスピリン併用で...
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- 急性発症型自己免疫性肝炎の臨床経過を合併した男性原発性胆汁性肝硬変の一例
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岡本 千聡(済生会松山病院 内科)
【症例】52歳男性 【主訴】悪心【現病歴】2007年から脂質異常症で通院中。2009年12月のZTTは基準範囲内であったが2011年1月から漸増していた。また、2011年以降、γ-GTが時々軽度上昇していた。2013年1月に悪心を認め当科受診。AST 404 IU/L ALT 663 IU/L ALP 441 IU/L γ-GT 579 IU/L T-BIL 1.36mg/dlと肝胆道系酵素の上昇...
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- 同一肝亜区域内に混合型肝癌と肝細胞癌が存在した重複癌の1例
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近藤 雄一郎(高知医療センター 消化器内科)
症例 62歳男性主訴 肝腫瘍治療目的既往歴 36歳 虫垂炎にて手術 51歳 胆石にて手術 55歳 C型慢性肝炎に対してインターフェロン療法を行うも排除に至らず。現病歴 2012年9月に前医施行の腹部CTにてC型慢性肝炎を背景とした肝S8内に2個の腫瘍を指摘され、当院消化器内科に紹介受診となった。当院での腹部ダイナミックCTで、肝S8に2個の結節が認められた。肝S8aの結節は14mm大...
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- ソラフェニブ少量投与が奏功している下大静脈浸潤を伴った多発肝細胞癌の1例
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梅下 仁(社会医療法人近森会 近森病院 消化器内科)
【症例】70代後半男性 【主訴】腫瘍マーカー上昇 【既往歴】外傷性くも膜下出血【臨床経過】C型肝硬変にて他院通院中にAFPの上昇を認め、2010年当科紹介される。AFP 554 ng/ml、PIVKA 515 mAU/mと腫瘍マーカーは上昇し、CTおよびEOB-MRIでS1,S2,S5,S7に1~2cm大の肝細胞癌を5個認め、下大静脈にも浸潤していた。10月および11月にTACEを施行し、12月...
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