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検索結果は6件です。

肝移植後C型肝炎治療による拒絶反応の誘発と免疫抑制療法の重要性
上田 佳秀(京都大・消化器内科)
【目的】 肝移植後C型肝炎再発に対するインターフェロン治療により拒絶反応が誘発されるリスクが問題とされてきたが、その実態については不明な点が多い。今回、肝移植後C型肝炎に対するインターフェロン治療例における、拒絶反応の実態と危険因子を解析し、インターフェロン治療中の免疫抑制療法の重要性を明らかにすることを目的とした。【方法】 1999年3月から2011年6月までに当院にて抗ウイルス治療を行った肝移...

第54回日本消化器病学会大会消化器臓器移植後の免疫抑制療法の新展開

肝移植後長期における拒絶反応症例の検討
川岸 直樹(東北大病院・移植・再建・内視鏡外科, 東北大・臓器移植医療部)
【目的】東北大学病院における肝移植後長期における拒絶反応、免疫抑制療法について報告する。【方法】2000年7月から2011年12月までに肝移植した149症例のうち133例(89.3%)が3ヶ月以上生存した。そのうちの23例で移植後3ヶ月以上経過してから肝生検で急性拒絶反応と診断された。この23例について、免疫抑制療法、合併症などにつき検討した。【結果】23...

第54回日本消化器病学会大会消化器臓器移植後の免疫抑制療法の新展開

当科における成人生体肝移植術後免疫抑制治療の戦略
篠田 昌宏(慶應義塾大・外科)
【背景】生体肝移植術後長期生存例が増加し、免疫抑制薬については長期合併症を考慮した疾患・症例毎の選択が求められている。当科で試行しているC型肝炎、ABO血液型不適合症例に対する免疫抑制プロトコールやその成績、代謝拮抗薬薬物動態の基礎的検討を紹介する。【方法】成人生体肝移植術後の免疫抑制は、カルシニューリンインヒビター(CNI)、ステロイド、代謝拮抗薬(MMFまたはミゾリビンMiz)の3剤併用を基本...

第54回日本消化器病学会大会消化器臓器移植後の免疫抑制療法の新展開

C型肝硬変に対する生体肝移植後のMizoribineを用いた免疫抑制
高原 武志(岩手医大・外科)
2007年1月より当教室でも生体肝移植が導入され、2011年3月までに36例施行した。その中で12例のC型肝硬変に対して生体肝移植を施行した。C型肝硬変に対する肝移植後のC型肝炎再発はほぼ必発であり抗ウィルス治療が重要であるとともに、最近ではインターフェロンとリバビリン併用の抗ウィルス治療中または治療後の、急性拒絶・自己免疫性肝炎・慢性拒絶といった免疫系が複雑に関与した病態にも着目されており、今後...

第54回日本消化器病学会大会消化器臓器移植後の免疫抑制療法の新展開

生体肝移植後腎機能障害に対する対策:ミコフェノール酸モフェチル単剤療法の有用性
吉住 朋晴(九州大・消化器総合外科)
【はじめに】カルシニューリン阻害剤(CNI)長期投与による腎毒性は未解決で、肝移植後長期生存例のQOLを左右する重要な課題である。我々は、腎機能障害を来した症例に対し、ミコフェノール酸モフェチル単剤療法(MMF mono)を行っている。【目的】MMF monoの腎機能障害に対する有用性と副作用の有無について検証した。【対象】成人間生体肝移植355例中、維持免疫抑制としてMMF monoを行っている...

第54回日本消化器病学会大会消化器臓器移植後の免疫抑制療法の新展開

臓器移植患者のE型肝炎の発症と慢性化の実験的検証 ~ヒト初代培養肝細胞におけるブタ由来E型肝炎ウイルスの感染様式の検討~
大城 幸雄(筑波大・消化器外科)
【背景と目的】移植後患者における肝障害はよく見られる病態であるが,原因不明で治療に難渋することも多い.近年, 一過性感染で終わるとされてきたE型肝炎が免疫抑制剤を使用する移植患者で慢性化するケースが欧州で相次いで報告され関心が高まっている. 免疫抑制状態でのウイルスの再活性化はHBV, HCVで問題となっており,HEVでも同様の機序で慢性化した可能性が考えられる.昨年, 我々はブタ由来HEVがヒト...

第54回日本消化器病学会大会消化器臓器移植後の免疫抑制療法の新展開