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検索結果は6件です。

当院におけるアサコールによる潰瘍性大腸炎の寛解維持療法の現状
林 亮平(広島大学病院内視鏡診療科)
【背景】アサコール錠は潰瘍性大腸炎(UC)の寛解維持療法の中心となる薬剤であるが,その長期予後を検討した報告はまだ少ない.今回我々はUCに対するアサコール錠による寛解維持療法の現状を検討したので報告する.【対象と方法】対象は2012年8月までに当院でアサコール錠により寛解維持療法を行ったUC患者53例.平均年齢43.4歳,男性/女性:30/23例,全大腸炎型/左側大腸炎型/直腸炎型:25/13/1...

第99回日本消化器病学会総会大腸 IBD 1

粘膜PCRでみたステロイド非投与の潰瘍性大腸炎のcytomegalovirus再活性化率とIntensiveGMAの治療成績
福知 工(大阪府済生会中津病院消化器内科)
【目的】cytomegalovirus(CMV)は潰瘍性大腸炎(UC)の増悪因子として知られるが,いつ再活性化するか明らかでなく抗ウィルス療法を行うかも確立していない.CMVの診断は最近ECCOガイドラインで炎症粘膜のPCRが推奨されている.今回,活動期UCでCMV再活性化を評価しIntensiveGMAの治療成績を評価した.【方法】対象はステロイド非投与の活動期UC51例である.(1)炎症粘膜の...

第99回日本消化器病学会総会大腸 IBD 1

サイトメガロウイルス抗原陽性及び陰性UC症例の内科的治療法と長期手術率
井口 俊博(岡山大学病院消化器内科)
【背景】サイトメガロウイルス(CMV)活性化を伴ったUC急性増悪を時に経験するが,CMV活性化状態での標準的内科的治療法は確立しておらず,UCの手術率に影響があるか否かも明らかにされていない.【目的】UC急性増悪時におけるCMV antigenemia(Ag)陽性群(以下A群)及び陰性群(以下B群)の内科的治療法,手術率について検討した.【方法】2002年4月から2011年11月の期間に当院で治療...

第99回日本消化器病学会総会大腸 IBD 1

当院における潰瘍性大腸炎に対するタクロリムスの使用成績
廣瀬 崇(豊橋市民病院消化器内科)
【目的】難治性潰瘍性大腸炎に対するタクロリムス(TAC)の高い寛解導入効果が報告されているが,TAC抵抗例や二次無効例,TAC終了後の寛解維持療法などの課題が残されている.当院では,難治性潰瘍性大腸炎に対して積極的にTACを投与しており,寛解導入効果と長期経過を検討し報告する.【対象】2009年7月以降,TACを投与した潰瘍性大腸炎患者32例.20-75歳(平均40.4歳)の32例(男17例,女1...

第99回日本消化器病学会総会大腸 IBD 1

難治性潰瘍性大腸炎患者に対する経口tacrolimus療法寛解予測因子の検討
峯村 荘子(千葉大学医学部付属病院消化器内科)
【目的】難冶性活動期潰瘍性大腸炎に対して3ヶ月間の経口tacrolimus(TAC)投与が認可されているが,寛解導入が得られず外科的治療が検討される症例も少なくない.今回我々は,経口TAC療法を開始した症例において,開始後2週間の時点で3ヶ月後の寛解予測ができるかを検討した.【方法】対象は2009年7月から2012年4月までに当院にて経口TACを開始した中等症から重症の難治性潰瘍性大腸炎36例.T...

第99回日本消化器病学会総会大腸 IBD 1

回腸嚢関連合併症を併発した潰瘍性大腸炎症例に対する回腸嚢肛門(管)吻合術再施行例の術後経過
杉田 昭(横浜市民病院外科)
【目的】潰瘍性大腸炎では回腸嚢肛門(管)吻合術後に縫合不全をはじめとする回腸嚢関連合併症を生じる症例がある.これらの症例に対して再施行した回腸嚢肛門(管)吻合術の術後経過とその位置づけを検討した.【対象】2011年までに当院で回腸嚢肛門(管)吻合術を行った潰瘍性大腸炎934例のうち,回腸嚢関連合併症のために回腸嚢肛門(管)吻合術を再施行した6例(0.6%)の初回手術術式は回腸嚢肛門吻合術2例(再手...

第99回日本消化器病学会総会大腸 IBD 1