セッション

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非多血性肝細胞癌に対するRFAの治療成績~多血性肝細胞癌と比較して~
坂本 梓(大阪赤十字病院消化器内科)
【はじめに】Gd-EOB-DTPA造影MRIの登場により,非多血性肝細胞癌(以下非多血性HCC)結節に遭遇する頻度が増加し,同時に経過観察するとそれらの多くは多血化することが報告されている.しかし,非多血性HCCへの早期治療介入が予後の改善につながるか否かは明らかにされていない.【目的】非多血性HCCの治療成績を多血性HCCの治療成績と比較し,非多血性HCCへの早期治療介入が予後の改善に寄与するか...

第99回日本消化器病学会総会肝癌

肝化学動注塞栓術併用経皮的ラジオ波焼灼術の有用性
豊倉 恵理子(鹿児島大学病院消化器内科)
【目的】肝細胞癌(HCC)に対する経皮的ラジオ波焼灼術(RFA)における肝化学動注塞栓術(TACE)併用の有用性について検討した.【方法】症例は103例,148結節,年齢:70(45-91)歳,男/女=61/42,Child-Pugh(CP):A/B-C=86/17であった.HCCは,乏血/多血=49/99,腫瘍径:15(6-44)mm,単発/多発:76/72,初発/再発:64/84であった.TA...

第99回日本消化器病学会総会肝癌

Transarterial Oily Chemoembolizationの適応に対する考察
兼藤 努(新潟大学医歯学総合研究科消化器内科分野)
【目的】切除不能肝細胞癌に対する治療として,TACEとTOCEのいずれかが生存期間をより有意に延長させるか否かを比較検討した.【方法】当院において1983年から2011年の間に切除不能肝細胞癌と診断され,TACEもしくはTOCEを初期治療として施行された712人の予後を比較検討した.また,1998年から2011年に治療された97例の多発肝細胞癌症例に対しては詳細な画像検討を実施した.【結果】TAC...

第99回日本消化器病学会総会肝癌

TACE不応の進行肝細胞癌に対する肝動注化学療法の位置付け
西野 謙(川崎医科大学総合内科2)
【目的】TACE不応の進行肝細胞癌(HCC)に対するIFN併用5FU肝動注化学療法(5FU/IFN)の治療効果につき解析を行い,その位置付けにつき検討した.
【方法】2000年4月から2011年3月に当科で5FU/IFNを開始した進行HCC 66例を対象とした.TACE不応の定義は日本肝臓学会編肝癌診療マニュアル第2版に準拠した.5FU/IFNプロトコルとしては,前半2週間は5FUの肝動注+...

第99回日本消化器病学会総会肝癌

肝外転移合併肝細胞癌に対する非ソラフェニブ治療の成績
宮木 大輔(広島大学消化器・代謝内科)
【目的】現在,肝外転移合併肝細胞癌(肝癌)に対してはソラフェニブが唯一の標準治療とされている.一方,これまで当科では肝外転移合併肝癌において予後因子が肝内病変の症例に対してはTACEや肝動注化学療法(HAIC)を肝内病変制御例にはS1 based全身化学療法(S1)を主体とした集学的治療を行ってきた.今回,肝外転移合併肝癌に対する非ソラフェニブ治療の成績について検討した.【対象】2002年1月から...

第99回日本消化器病学会総会肝癌

傾向スコアを用いた高齢肝細胞癌症例に対する治療介入意義の検討
須田 剛士(新潟大学消化器内科学)
【目的】80歳以上の高齢肝細胞癌症例に対する治療介入の是非を予後の観点から明らかとする.【方法】性別・年齢別余命が公開されている1996-2010年の間に当院で肝細胞癌に対する初回治療を受け,死亡あるいは1年以上の経過観察が可能であった330例を対象とし,予後を統計学的に解析した.治療法選択に際しては,年齢自体を選択根拠とはしなかった.性別,HBsAg,anti-HCV,Child分類,腫瘍ステー...

第99回日本消化器病学会総会肝癌