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検索結果は6件です。

機能性ディスペプシア患者における空腹感スコアとGHRL遺伝子多型との相関関係の検討
二神 生爾(日本医科大学消化器内科)
我々は健常者64名とFD74名とを比較しghrelinおよびghrelinの前駆体であるpreproghrelinの遺伝子多型を調べ,胃排出能および臨床症状や空腹感のスコアに相関が認められるのか検討したところ,興味深い結果が得られたので,報告する.(方法)Rome-III基準を満たすFD患者74名と健常者群64名を対象とした.症状は悪心・上腹部腹満感など6つの腹部症状をスコア化した.胃運動能の評価...

第99回日本消化器病学会総会

急性上部消化管GVHD症例の臨床病理学的検討
野村 浩介(虎の門病院消化器内科)
【目的】移植後100日以内に起こる急性GVHD(移植片対宿主病)は移植後患者の予後を左右する重大な因子の一つである.消化管に発生するGVHDのうち,上部消化管での報告は少ない.今回,われわれは上部消化管に発生したGVHDの頻度や診断の精度などに関して,Retrospectiveに検討を行った.【方法】2005年1月から2012年6月までの間で,当院にて同種造血幹細胞移植が行われた868例を対象とし...

第99回日本消化器病学会総会

高齢者胃癌手術後真菌感染症に対する早期診断治療の探索的検討
並川 努(高知大学外科1)
【背景】消化器外科手術において深在性真菌症は確定診断が困難な上,重篤な臓器障害を合併することもあり早期治療が重要とされている.今回,真菌症高リスク群の高齢者に対する胃癌手術に対し血中β-Dグルカン(βDG)値を指標とした抗真菌剤の早期投与の有用性について検討した.【対象と方法】胃癌に対して手術を施行した70歳以上の高齢者で同意の得られた81人を対象とした.手術後第1日目...

第99回日本消化器病学会総会

H. pylori IgG抗体価陰性かつ血清ペプシノゲン値陰性早期胃癌ESD症例の検討
三浦 公(岡山大学病院消化器内科)
【目的】近年H. pylori抗体価とペプシノゲン(PG)値を用いた検診(ABC検診)は有用であるとされ,H. pylori IgG抗体価陰性かつ血清PG値陰性であった症例群(A群)は胃癌を発症する可能性は非常に低いと考えられている.今回早期胃癌ESD症例のうち,H. pylori IgG抗体価陰性かつ血清PG値陰性症例について,背景胃粘膜等を含め検討をお...

第99回日本消化器病学会総会

切除不能胃癌に対する化学療法施行後,Down stageのため切除の対象となった症例の検討
西村 賢(神奈川県立がんセンター消化器内科)
【背景】最近では切除不能胃癌に対して多剤併用療法が盛んに行われるようになり,著効例ではまれに臨床診断で根治切除の対象となることがある.そのような場合,salvage surgeryを行うことも可能であるが,そのタイミング・効果・安全性は不明である.【対象と方法】当院で2001年4月から2011年4月までに原発巣を有する切除不能胃癌と診断され,化学療法を行い臨床的に根治切除の対象となった症例を対象と...

第99回日本消化器病学会総会

新規免疫療法による進行胃癌に対する分子標的薬の抗腫瘍効果増強への試み
岡山 哲也(京都府立医科大学消化器内科)
【目的】現在HER2陽性胃癌はトラスツズマブ併用療法が標準治療であるが効果は依然限定的である.分子標的薬は多彩なメカニズムを有するが,トラスツズマブなどIgG1が基本骨格の薬剤はFcレセプターを介する抗体依存性細胞傷害(ADCC)が重要であると思われる.現在我々は高純度NK細胞療法の第1相の臨床試験を行っている.NK細胞はFcレセプターを有するため,IgG1骨格抗体薬の作用増強が期待される.以前の...

第99回日本消化器病学会総会