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超音波内視鏡下穿刺吸引術(EUS-FNA)により診断し得た,胃がん術後10年目にリンパ節再発した例
内山 崇(茅ヶ崎市立病院・消化器内科)
【はじめに】近年の胃癌症例では5年以降の再発は決してまれではなくなってきているが,10年以降の再発となると比較的まれである.また10年以降の晩期再発では切除胃癌の再発のほかに,残胃に新生あるいは残存した異時性多発胃癌も含まれることが多く,リンパ節再発となると,頻度はさらに少なく,診断に苦慮する症例も存在する.今回我々は胃がん術後10年目に生じた,傍大動脈リンパ節再発を超音波内視鏡下穿刺吸引術(EU...

第55回日本消化器病学会大会胃-胃癌2

胃癌に対する5-アミノレブリン酸を用いた光力学診断の臨床経験
並川 努(高知大・1外科)
【目的】光感受性物質を用いて蛍光物質の癌細胞に特異的な過剰集積する特性を利用した光力学診断 (photodynamic diagnosis: PDD)の有用性が注目されている.胃癌に対する5-アミノレブリン酸 (5-aminolevulinic acid: ALA)を用いたPDDの臨床経験について報告する.【対象と方法】本研究の同意の得られた手術適応胃癌11症例16病変を対象とした.光力学診断装置...

第55回日本消化器病学会大会胃-胃癌2

幽門狭窄を伴う切除不能胃癌における内視鏡下胃十二指腸ステント留置術の有用性
谷口 博一(関西労災病院・外科)
【目的】切除不能および胃癌再発に対する治療はTS-1を中心とした化学療法が主体となっている.狭窄を有する切除不能例に対しては胃空腸吻合術(緩和手術)が胃癌治療ガイドラインにても提示されているが,十分なQOLの改善が得られないこともある.一方,欧米では内視鏡下胃十二指腸ステント留置術が積極的に行われており高い臨床症状改善率や安全性が報告されているが,本邦においては十分な普及には至っていない.今回,進...

第55回日本消化器病学会大会胃-胃癌2

当院における胃癌の遡及的な検討
社本 多恵(南風病院・消化器内科)
【目的】近年上部消化管内視鏡検査等での胃癌の診断能が上がってきたことに伴い,早期発見・治療が可能となってきている一方で,その発育進展に関して自然史を検討することは難しくなっている.今回われわれは当院で遡及的な観察が可能であった症例で,臨床病理学的特徴について検討を行った.【方法】当院において2002年4月から2012年3月までの10年間で胃癌に対して外科的手術を行った487例,ESDを行った590...

第55回日本消化器病学会大会胃-胃癌2

内視鏡検査所見別に見た胃癌発生状況の検討
水谷 勝(東京都がん検診センター・消化器内科)
【目的】内視鏡検査の受診間隔は明らかな指針が無く,各医療期間の判断に委ねられているのが現状である.今回,内視鏡検査受診者を10年間追跡し,内視鏡所見別の胃癌発生状況を調べ,適切な検査間隔を検討したので報告する.【方法】2000年4月から2003年までの3年間に当センターでルーチン内視鏡検査を受けた9690例を追跡対象とした.なお,精密検査例と残胃例は対象から除いた.【成績】対象の男女比は1:1.1...

第55回日本消化器病学会大会胃-胃癌2

早期胃癌の範囲診断における陰性生検の意義
尾藤 展克(京都府立医大・消化器内科)
[目的]近年早期胃癌において画像強調内視鏡(以下IEE)の登場により範囲診断能は飛躍的に向上したがIEEでも境界が判断できない症例が存在し側方断端陽性症例を経験したため当科では2010年9月より術前に病変周囲4点から陰性生検を施行している.今回我々は早期胃癌ESD症例を対象に,通常観察,色素観察,IEE拡大観察を施行した症例,また上記観察に加えて病変周囲の陰性生検を施行した症例につき範囲診断能,治...

第55回日本消化器病学会大会胃-胃癌2