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検索結果は6件です。

胆嚢梗塞を来した腹腔動脈解離の1例
近藤 昭信(済生会松阪総合病院・外科)
【症例】53歳,男性.【主訴】上腹部痛.【現病歴】2013年1月夜間に特に誘因なく上腹部違和感を自覚し,徐々に疼痛が出現し改善しないため当院に救急搬送された.【身体所見】血圧143/96mmHg,脈拍76/分.体温36.4℃.右上腹部に圧痛を認めた.【既往歴】特記事項なし.【家族歴】特記事項なし.【血液検査所見】WBC11000,CRP1.4と軽度の炎症反応上昇を認めた.【画像所見】US:胆嚢に壁...

第55回日本消化器病学会大会その他-症例 2

術前CTにて診断し臍部小切開より摘出し得た魚骨による腹直筋下膿瘍形成の一例
澤田 幸一郎(済生会高岡病院・外科)
【症例】64歳男性.【既往歴】特記すべきことなし.【現病歴】7日前からの腹痛で1次救急センターを受診した.腹部Xp上niveauを認めileusの疑いにて当院紹介受診した. 来院時発熱なく臍部に圧痛と発赤,軽度膨隆を認めた.血液検査所見上は白血球16700/μl,CRP14.2 mg/dlと炎症高値を認めた.腹直筋膿瘍,尿膜管遺残等を疑い腹部multidetector CT(以下MDCT)を施行し...

第55回日本消化器病学会大会その他-症例 2

後腹膜の巨大なchronic expanding hematomaの1例
坂田 真希子(昭和大藤が丘病院)
【諸言】Chronic expanding hematomaは1980年にReidらが初めて報告した病態で,1か月以上経過して徐々に増大する血腫である.我々は後腹膜の巨大なchronic expanding hematomaの手術を経験した.【症例】66歳女性,主訴:腹部腫瘤,既往歴:18年前に子宮および左卵巣摘出術,外傷歴:なし,現病歴:平成23年9月頃に腹部腫瘤を自覚.腹部腫瘤が増大傾向のため...

第55回日本消化器病学会大会その他-症例 2

肝疾患を伴わない超高齢者に発症した特発性細菌性腹膜炎の1救命例
中田 岳成(長野松代総合病院・外科)
特発性細菌性腹膜炎(SBP)は肝硬変症例に合併する頻度が高い病態であるが,肝疾患を伴わない発生は稀である.非肝硬変の超高齢者に発症し救命しえたSBPの1例を報告する.【症例】89歳,女性.要介護で施設入所中.主訴:上腹部痛.現病歴:受診日前々日から発熱,前日から上腹部痛,尿量減少を認めていた.現症:血圧70/40 mmHg,腹部広範に筋性防御.血液検査所見:WBC 8400, CRP 27.77m...

第55回日本消化器病学会大会その他-症例 2

当院における腹腔鏡下緊急手術の検討-腹腔鏡下閉鎖孔ヘルニア手術の経験から-
有田 淳(東戸塚記念病院・外科)
【はじめに】当院では平成24年4月より鏡視下手術を本格導入し,胃癌,大腸癌などの定型手術のみならず急性虫垂炎,イレウス,上部消化管穿孔などの様々な急性腹症においても鏡視下手術で行なって良好な結果を得ている.さらに確定診断困難な急性腹症においても,積極的に腹腔鏡観察を行い,次の治療方針を決定することにも役立てている.今回我々は腹腔鏡下閉鎖孔ヘルニアの一例を経験し,腸切除を行なわず術後経過好な経過を認...

第55回日本消化器病学会大会その他-症例 2

著明な骨形成の機序からみた後腹膜脂肪肉腫の1例
橋本 雅司(虎の門病院・消化器外科)
後腹膜に多発し,一部は高度な骨形成を伴った脂肪肉腫が6年余で3回の局所再発を繰り返している例で,腫瘍に伴う骨形成機序を考えるうえで貴重な例と考えられたので報告する.60歳男性で腹部の巨大石灰化巣の精査で来院した.既往に高血圧,糖尿病,慢性肝炎,狭心症があり,腎不全で透析をしていた.腹部単純Xpで左腹部に増大する8cm大の石灰化があり,CTではこの石灰化腫瘍があったがこれ以外に2個の石灰化を伴わない...

第55回日本消化器病学会大会その他-症例 2