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検索結果は6件です。

胃癌組織におけるHER2発現判定の問題点
楠本 哲也(九州大・消化器総合外科, 国立九州医療センター・臨床研究センター)
【背景と目的】ToGA試験の結果を受けて胃癌治療戦略上HER2判定が重要となった.胃癌におけるHER2発現の臨床的意義と問題点を明らかにするために,HER2過剰発現とその遺伝子増幅を判定解析し結果の再現性を検討した.【対象と方法】1) 2003年~2007年に切除された胃癌198症例を対象としてHER2発現と遺伝子増幅を各々免疫組織化学染色(IHC)法とFISH法で解析した.IHC法はA: Her...

第55回日本消化器病学会大会胃-化学療法・集学的治療 1

当院における切除不能進行・再発胃癌のHER2発現状況とTrastuzumab併用化学療法の経験
吉川 朱実(市立富山市民病院・外科)
【目的】当院における切除不能進行・再発胃癌でのHER2発現状況を検討し,Trastuzumab(Tr)併用化学療法の経験を報告する.【対象】2011年3月から2013年2月の間に化学療法の開始または変更に際しHER2検索を行った進行・再発胃癌症例33例.HER2検査は切除例では切除標本,非切除例では生検標本にて行い,IHC 3+または「IHC 2+かつFISH+」を陽性とした.【結果】HER2検索...

第55回日本消化器病学会大会胃-化学療法・集学的治療 1

Trastuzumab+XPが奏効したHER2陽性StageIV胃癌の一例
今井 智大(水島協同病院・外科)
【背景と目的】2011年3月に胃癌に対するTrastuzumab併用療法が承認されて以来,奏効例の報告が見られるようになった.今回Trastuzumab+XPが奏効したHER2陽性StageIV胃癌の一例を経験したので,その安全性と有用性について検討した.【症例】56歳,男性.胃癌による幽門狭窄から胃穿孔による限局性腹膜炎を発症し発見された.L,Circ,肉眼型不明,tub2,cT3NXH1P0C...

第55回日本消化器病学会大会胃-化学療法・集学的治療 1

進行胃癌に対する集学的治療の標準化に向けての予後解析
山下 継史(北里大・外科)
(背景)進行胃癌の治療成績向上のため予後解析に基づく治療戦略の考察は極めて重要である.われわれは,Stage IB,Stage II/III,Stage IV 進行胃癌の手術例に対する詳細な予後解析により進行胃癌の治療方針開発に一定の方向性を提言する.(患者と解析)2000年から2010年までの1673例の外科治療成績例から Stage IB (130例),Stage II/III R0 手術およ...

第55回日本消化器病学会大会胃-化学療法・集学的治療 1

2次治療を見据えた腹膜播種陽性胃癌に対するタキサン腹腔内投与
廣野 靖夫(福井大・1外科)
【目的】胃癌腹膜播種に対する標準治療を確立するために現在PHOENIX試験が進行中である.この試験において後治療についての規定はなく,様々な治療が行われているが,保険適応の関係から腹腔内化学療法(IP)を2次治療以降に行われていることはまだ少ないと思われる.我々は2002年からタキサンIPを行ってきたので,1次治療,2次治療としてのタキサンIPについて検討した.【方法】対象は解析可能なタキサンIP...

第55回日本消化器病学会大会胃-化学療法・集学的治療 1

胃癌に対する術後補助化学療法の現状と治療強度に影響する因子の検討
原 拓央(厚生連高岡病院・外科)
2007年以降,取り扱い規約13版pStageII-IIIの進行胃癌術後にS-1を1年間投与する補助療法が標準治療とされ,当科でも該当病期の適応症例に同療法の説明を行い希望例に導入している.効果の面からはなるべく高い治療強度の確保が望ましいと考えられるが,術後数週の補助療法開始時には未だ摂食や体調が不安定な症例も少なくない.そこで補助療法の現状と治療強度に影響する因子について検討を試みることにした...

第55回日本消化器病学会大会胃-化学療法・集学的治療 1