セッション

検索結果は6件です。

高齢者潰瘍性大腸炎の臨床的検討:長期経過を経て高齢に達した症例と高齢発症とでは違いがあるか?
松本 吏弘(自治医大さいたま医療センター・消化器科)
【目的】 高齢者潰瘍性大腸炎(以下UC)は,高齢発症した症例と長期経過を経て高齢に達した症例に区分される.今回,我々は高齢者UCを上記の2群に分けて,臨床的特徴および臨床経過の差異について検討を行った.【方法】当科にて経過観察中のUC症例を対象とし,高齢者USを下記2群に区分した.長期経過群:発症年齢が50歳未満であり,研究時の年齢が60歳以上である6例.高齢発症群:発症年齢が60-64歳である1...

第54回日本消化器病学会大会大腸(潰瘍性大腸炎)1

炎症性腸疾患の静脈血栓症発症頻度とその危険因子に関する検討
安藤 勝祥(旭川医大・消化器・血液腫瘍制御内科)
【背景】血栓症は炎症性腸疾患患者の1~7.7%に合併し、生命予後を左右する合併症である。しかし、本邦での血栓症合併の頻度・危険因子は十分に明らかにされていない。
【目的】炎症性腸疾患患者における静脈血栓症発症頻度とその危険因子を明らかにする。
【対象】2009年1月から2011年12月まで当科に入院した消化管疾患患者全896人を対象とした。対象例のうち、炎症性腸疾患患者196人(潰瘍性...

第54回日本消化器病学会大会大腸(潰瘍性大腸炎)1

潰瘍性大腸炎における日和見感染症の検討
檜沢 一興(九州中央病院)
【目的】潰瘍性大腸炎における日和見感染症の臨床像を明らかにする.【方法】過去3年間に当院で入院加療した潰瘍性大腸炎27例のうち8例に対して日和見感染症の治療を行った.日和見感染症を合併した感染群8例と非感染群19例を対象に潰瘍性大腸炎の臨床像を比較検討した.【成績】日和見感染症はCytomegalovirus enteritis (CMV) 5例、Invasive aspergillosis (I...

第54回日本消化器病学会大会大腸(潰瘍性大腸炎)1

潰瘍性大腸炎における薬物代謝機能変動による薬物治療への影響
古川 直樹(神戸薬科大・医療薬学)
【目的】潰瘍性大腸炎は消化管以外に全身性の合併症を伴うことも多く、そのひとつに肝胆膵系の疾患が知られている。薬物代謝に関与する酵素やトランスポーターは消化管と肝臓に多く存在しているため、これらの機能変動による薬物治療への影響が懸念される。そこで我々は、潰瘍性大腸炎モデル動物を使用し、薬物代謝過程の中心的役割を担うチトクロムP450(CYP)3AおよびP-糖蛋白質(P-gp)の機能的変化を明らかにす...

第54回日本消化器病学会大会大腸(潰瘍性大腸炎)1

IBDの再燃,予後とClostridium difficileとの関連
水野 真理(愛知医大・消化器内科)
【目的】欧米においては,炎症性腸疾患(IBD)におけるClostridium difficile(C. difficile)感染症の増加や予後への関与が指摘されている.そこで,当院のIBD患者におけるC difficileの陽性率の推移ならびに再燃,予後との関連につき検討した. 【対象・方法】対象は2006年1月から2011年12月に当院で治療を受けたIBD患者で,C. difficile陽性率の...

第54回日本消化器病学会大会大腸(潰瘍性大腸炎)1

潰瘍性大腸炎における将来の入院リスク予測因子の検討
久野 徹(山梨県立中央病院・消化器内科)
【背景・目的】潰瘍性大腸炎(以下UC)患者の生命予後は一般と変わりないことが知られている。一方そのQOLは発症時、ことに入院の必要性の有無により大きく左右される。今回、発症時の症状及び内視鏡等が、将来の入院の必要有無を推定しうるか検討を加えた。【方法】2004年に設立した当院の炎症性腸疾患(以下IBD)外来に継続通院している139例を対象に入院の有無及びそれまでの期間に関して、初診時の年齢・性別・...

第54回日本消化器病学会大会大腸(潰瘍性大腸炎)1