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検索結果は6件です。

UCにおける粘膜治癒バイオマーカーとしての定量的便ヘモグロビン検査の有用性:CAIスコアや臨床検査値と比較して
金岡 繁(浜松医大・分子診断学)
【目的】近年UC診療において粘膜治癒の重要性が認識されているが,侵襲性や簡便性の点から頻回の大腸内視鏡検査(TCS)は行えないのが現状である.最近,定量的便ヘモグロビン検査(qFIT)による粘膜治癒評価の可能性が報告された(Nakarai et al. AJG 2013).今回UC患者のTCS直前のqFIT(OCへモディア),臨床検査とCAIを行い,TCS所見との比較を行ったので報告する.【方法】...

第55回日本消化器病学会大会大腸(潰瘍性大腸炎3)

ステロイドフリーで寛解導入 intensive GCAP 治療を行った潰瘍性大腸炎の長期観察例
大森 敏秀(大森敏秀胃腸科クリニック)
【背景】当院は開業7年を迎えた炎症性腸疾患を主業務とする入院病床を持たないクリニックである.潰瘍性大腸炎:UC約280名,クローン病:CD 46名を診療している.2006年10 月の開業以来GCAP約900治療,延べ94名のIBD治療を行なっている.(CD3名,UC重複例を含む)【方法】当科ではPSLを治療ステップに含まず,中等症以上のUC症例に入院回避を狙って intensive GCAP を行...

第55回日本消化器病学会大会大腸(潰瘍性大腸炎3)

家系内発症した潰瘍性大腸炎2家系の検討
小坂 俊仁(藤田保健衛生大坂文種報徳會病院・内科)
【目的】今回われわれは家系内発症した潰瘍性大腸炎(UC)の2家系を経験したので,その臨床的特徴と遺伝的背景を検討した.【家系1】症例は56歳,女性.平成13年11月に下血を主訴に近医受診し,下部消化管内視鏡検査(CS)にて直腸型のUCと診断された.平成15年8月のCSでS状結腸にまで病変を認め,左側結腸型への移行を認めた.厚生労働省の研究班による診断基準では本症例の罹患範囲は左側結腸型であり, 重...

第55回日本消化器病学会大会大腸(潰瘍性大腸炎3)

潰瘍性大腸炎患者におけるdysplasiaの自然史と発癌
米沢 麻利亜(東京女子医大・消化器病センター消化器内科)
【目的】長期経過例の潰瘍性大腸炎(UC)には高率にdysplasia やcolitic cancerが合併するがdysplasiaの自然史については不明な点が多く治療方針に関しても一定した見解には至っていない.今回dysplasiaの自然史と癌化について検討した.【方法】当院において2005年7月から2012年5月の間にdysplasiaのUC-3が認められたUC20例を対象とした.症例の内訳は男...

第55回日本消化器病学会大会大腸(潰瘍性大腸炎3)

潰瘍性大腸炎の生検組織におけるFusobacteriumの感染状況と臨床像との関連
田原 智満(藤田保健衛生大・消化管内科)
背景・目的: Fusobacterium は腸管におけるノーマルフローラであるが,日和見病原体として腸管の炎症に寄与する可能性が示唆される.潰瘍性大腸炎 (UC) 患者の生検大腸粘膜のFusobacteriumを検索し,臨床像との関連につき検討した.対象・方法:152例のUC患者の炎症部位から得た163個の生検大腸粘膜を用いた.Fusobacterium nucleatum (F. nucle...

第55回日本消化器病学会大会大腸(潰瘍性大腸炎3)

早期臨床的寛解と粘膜治癒からみた軽症・中等症潰瘍性大腸炎の臨床経過
青見 賢明(福岡大筑紫病院・消化器内科)
【背景】従来,潰瘍性大腸炎(以下UC)の寛解は臨床症状の改善をもってなされてきた,近年では粘膜治癒の達成が再燃のリスクを軽減する可能性が示唆されており,粘膜治癒が治療の目標とされている.【目的】軽~中等症UCの早期臨床的寛解,粘膜治癒が再燃や長期予後に影響するかを検討した.【対象】2004年~2011年で当院初回受診UC連続例中,1年以上の経過(寛解維持を含む)が追えた軽~中等度113例(紹介例で...

第55回日本消化器病学会大会大腸(潰瘍性大腸炎3)