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検索結果は6件です。

大腸癌術前検査での各腫瘍マーカーの有用性の比較と検討
岩本 博光(和歌山県立医大・2外科)
p53遺伝子異常は悪性腫瘍において頻度が高く、これを有する細胞ではp53変異蛋白が発現し、血清中に抗p53抗体が出現する。そこで大腸癌術前検査における血清p53抗体検査の有用性について、従来の腫瘍マーカーと比較検討する。さらに術前検査における組み合わせについても検討する。【対象・方法】2008年6月から2010年8月に当科で手術を施行した278例の初発大腸癌に対し術前に血清p53、CEA、CA19...

第53回日本消化器病学会大会大腸-診断1

大腸がん患者における糞便中のmiR-21発現の検討:大腸がんスクリーニング検査を目指して
栗山 茂(浜松医大・1内科)
【目的】microRNA (miRNA)は約20~22塩基からなる短いnon-coding RNAで、転写後制御あるは翻訳制御によりmRNAの発現を調節する。大腸がんを含め多くの消化器がんではmiR-21が発現亢進し発がん・促進に関与するが、これはmiR-21がPTENなどの癌抑制遺伝子の発現を抑制し癌遺伝子的に働くためと考えられている。我々は糞便中のCOX-2 mRNA発現を指標にした大腸がん診...

第53回日本消化器病学会大会大腸-診断1

大腸がん、腺腫症例における糞便中COX-2発現の手術前後の変化
濱屋 寧(浜松医大・分子診断学)
【目的】我々は大腸がん患者において糞便中COX-2 mRNA発現が亢進し、それを指標にした大腸がん診断の有用性を報告してきた。濱屋らの検討では、糞便中COX-2 mRNA発現は原発腫瘍でのCOX-2 mRNA発現と糞便への剥奪細胞数に影響されることから、糞便中COX-2 mRNA発現は原発腫瘍から由来する可能性を報告した (Br J Cancer 2010)。今回手術的または内視鏡的切除により糞便...

第53回日本消化器病学会大会大腸-診断1

潰瘍性大腸炎の腸管狭窄における粘膜下層線維化とbasic-fibroblast growth factor陽性好中球との関連について
山縣 仁(北里大東病院・消化器内科)
【目的】潰瘍性大腸炎 (UC)の良性狭窄は稀であり、その原因は未だ不明な点が多い。我々はこの狭窄の原因を病理学的に明らかにする事を目的とした。【方法】北里大学東病院にてUCと診断された1,115例中、手術が施行されUC良性狭窄と診断された狭窄例9例と同等の臨床経過を示した非狭窄手術例17例を対象とした。Hematoxylin-Eosin (HE) 染色にて潰瘍部と潰瘍瘢痕部の切片上の長さを狭窄例と...

第53回日本消化器病学会大会大腸-診断1

大腸鋸歯状病変の内視鏡的腺口形態と臨床病理学的所見についての検討
矢野 雄一郎(昭和大・消化器内科)
【目的】内視鏡的に切除された大腸鋸歯状病変の内視鏡所見および臨床病理学的所見を比較検討する.【方法】2005年4月から2010年12月までに当院で内視鏡的に切除された大腸鋸歯状腫瘍 (SN)194病変とHyperplastic polyp (HP) 61病変を比較した.SNは,Longacre,Torlakovicらの基準に準拠してSessile serrated adenoma(SSA),Mix...

第53回日本消化器病学会大会大腸-診断1

経口腸管洗浄液を用いたバリウム注腸X線造影検査による大腸病変の検出
松永 篤志(慶應義塾大・外科)
【目的】バリウム注腸X線造影検査に対する前処置法としてはブラウン変法が主流であるが、前日からの食事制限や複数回の下剤服用など、患者に大きな負担を与え、また、便塊の残存により検査精度に問題があるのが現状である。一方で、経口腸管洗浄液を用いた前処置法は、前日からの絶食や下剤服用などの前日処置が不要であり、検査当日の絶食で検査を行い、良好な画像が得られる方法として臨床的有用性が高いと考えられる。今回われ...

第53回日本消化器病学会大会大腸-診断1