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検索結果は6件です。

肝細胞癌におけるソナゾイド造影超音波検査所見と血管マーカーの検討
上田 純志(日本医大大学院・臓器病態制御外科学)
はじめに:肝細胞癌に対する超音波造影剤ソナゾイドを用いた造影超音波検査の有用性が報告されている。今回、我々は肝細胞癌におけるソナゾイド造影超音波検査所見と血管マーカーの関連を検討した。方法:2010年6月より2012年3月までに肝細胞癌に対し施行した造影検査41例を対象とした。造影開始60秒までを動脈相とし、明瞭な腫瘍血管を認めるvascular pattern(VP)群と明らかな血管構造は認めず...

第54回日本消化器病学会大会肝臓(診断(画像))

多断面再構築画像を用いたラジオ波焼灼療法の治療効果判定の検討
元山 天佑(千葉大附属病院・消化器内科)
【目的】ラジオ波焼灼療法(RFA)の治療効果判定おいてablative margin(AM)を正確に評価することが重要である.Dynamic CTにおける水平断面像(axial画像)のみの治療効果判定では,呼吸変動や治療の影響により同一の断面が得られず判定に苦慮することがある.我々はRFAの治療効果判定において多断面再構築画像における冠状断面像(coronal画像)有用性について検討を行った.【方...

第54回日本消化器病学会大会肝臓(診断(画像))

肝臓に対するAcoustic Structure Quantification(ASQ)法の有効性の検討
八島 陽子(杏雲堂病院・消化器肝臓内科)
【目的】Acoustic Structure Quantification(ASQ)法は超音波画像の粗さを定量化する方法である。均一な物体では値は100Cm2となり、構造の粗さが増すと数値が増加する。我々は60歳以上では正常肝群と肝硬変群の間で有意に肝硬変群の肝ASQ値が高いことを報告した(Yashima Y, et al; APASL 2012)。今回...

第54回日本消化器病学会大会肝臓(診断(画像))

肝臓領域の超音波がん検診へのカテゴリー判定導入の有効性と問題点
桑木 健志(岡山大大学院・消化器・肝臓内科学, 岡山大病院・超音波診断センター)
日本消化器がん検診学会超音波部会委員会により、腹部超音波がん検診の実施基準が昨年7月に提唱され、がんの判定基準として臓器毎に0から5までのカテゴリー分類を行い所見に記載する事になった。【目的】肝臓領域について、超音波がん検診へのカテゴリー判定を行う有効性を定量し、現状での問題点を明らかにする。【方法】当院超音波センターにて昨年8月に行われた腹部超音波検査323件のうち、肝がんの治療歴のない197件...

第54回日本消化器病学会大会肝臓(診断(画像))

ソラフェニブの治療効果判定:CE-CTではCRの判定の2症例のCTHAでの評価
野田 晃世(高松赤十字病院・消化器科)
【はじめに】肝細胞癌(以下HCC)に対する分子標的薬の治療効果判定にはdynamic CTで行うことが多い。今回ソラフェニブでの治療開始後のdynamic CTでは腫瘍濃染が消失しCRと判定された2症例に対しCTHAで施行し、1例はCTHAでもCR、1例は腫瘍残存と診断したため報告する。【症例1】80歳、男性。慢性C型肝炎にてフォロー中にHCCを指摘され近医より紹介受診となった。以後RFA、TAC...

第54回日本消化器病学会大会肝臓(診断(画像))

大腸癌肝転移に対するEOB造影MRIの有用性の検討
村上 昌裕(市立吹田市民病院・外科)
【目的】大腸癌肝転移は、治療後早期に微小転移巣が顕在化あるいは増大して再発することが多く、診断とその治療方針についてはいまだ議論の分かれる状況である。特に近年目覚ましく進歩した化学療法後の効果判定や10mm未満の小病変では、造影CTや18F-FDG PET/CTでも検出困難な場合があり、当院でも治療方針を決定する上で難渋する症例を経験している。Gd-EOB-DTPA(以下EOB)造影MRIは、肝細...

第54回日本消化器病学会大会肝臓(診断(画像))