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検索結果は6件です。

破裂肝細胞癌に対する治療戦略―急性期と安定期における治療選択と予後因子
利國 信行(倉敷中央病院・消化器内科)
【目的】肝細胞癌(HCC)破裂はstage 4かつ緊急病態である。治療には急性期と安定期の2局面における戦略が必要である。治療選択と予後について検討した。【方法】対象は1994年1月から2009年6月に治療した破裂HCC患者156例(平均67歳、男113例、女43例)。急性期と安定期の治療実態および予後因子を調べた。【結果】(1)急性期:肝動脈塞栓術(TAE) 48例、肝動注化学療法(TAI) 1...

第53回日本消化器病学会大会肝臓-腫瘍1

当科における進行肝細胞癌に対する治療成績
佐藤 亘(秋田大・消化器内科)
【目的】進行肝細胞癌に対する治療はsorafenibの登場により大きく変化しているが、治療の選択枝は限られており、治療戦略に苦慮する症例も多いのが現状である。我々は当科における進行肝細胞癌の治療成績を評価し、報告する。【方法】2006年から2010年まで当科で治療した肝細胞癌(HCC)症例170症例のうち、stage 3以上でかつ経過観察可能であった87症例をTACEを中心とする局所治療群、動注化...

第53回日本消化器病学会大会肝臓-腫瘍1

再発肝癌治療への取り組み
佐々木 滋(群馬大大学院・病態総合外科学)
【はじめに】肝切除の安全性が向上し、いわゆるhigh volume centerではない施設においても安全に肝切除術を施行できるようになった。それに伴い、初回切除後の再発肝癌を治療する機会も増加しつつあり、一般の施設においても容易に施行し得る治療方法の確立が望まれている。【対象/方法】1996年4月から2009年9月に当科で初回治療を受けたHCC 110例を対象としretrospectiveに検討...

第53回日本消化器病学会大会肝臓-腫瘍1

肝機能不良かつ転移を有する肝細胞癌症例の治療に関する検討
手島 一陽(東芝病院・消化器内科)
【背景】現在提唱されている日本肝臓学会のコンセンサスに基づく肝細胞癌治療アルゴリズム2010において、肝外転移を有しChild-Pugh B/Cと肝機能が不良な肝癌症例では、緩和治療が基本とされている。実際には、個々の症例に応じ積極的治療が試みられているが、survival benefitに関するエビデンスは未だ報告されていない。【目的】当院で診断・治療された肝外転移を有する肝癌症例を総括し、特に...

第53回日本消化器病学会大会肝臓-腫瘍1

糖尿病加療中に診断された非B非C非アルコール肝癌の臨床像に関する検討
佐藤 克彦(大阪警察病院・内科, 大阪警察病院・臨床研修医指導センター)
【目的】近年、肝癌における非B非C肝癌の割合が増加する傾向にあるが、早期発見のためのスクリーニングを行うことは困難である。一方、非B非C肝癌患者において糖尿病の合併が高いことが知られている。今回、糖尿病加療中に診断された非B非C非アルコール肝癌の診断時の臨床像を検討し、早期診断に役立つ所見があるか否かについて検討した。
【対象】2001~10年に当院で加療した肝癌患者723例のうち、肝疾患の...

第53回日本消化器病学会大会肝臓-腫瘍1

C型慢性肝炎からの肝発癌及び治療後再発に対する予測因子としてのSNPの検討
友田 健(岡山大大学院・消化器・肝臓内科学)
【背景、目的】C型慢性肝炎患者からの肝細胞癌(HCC)への進展には著しい個人差が認められており、その原因の1つとしてsingle nucleotide polymorphism(SNP)を含めた遺伝的背景が関与していると考えられる。そこで今回我々は肝発癌に関連があると予想される候補遺伝子のSNPと肝発癌との関連について解析を試みた。【方法】2004年~2009年の間に当院に入院したC型肝炎の患者4...

第53回日本消化器病学会大会肝臓-腫瘍1