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検索結果は6件です。

漿膜筋層切開先行による腹腔鏡下腫瘍摘出術で行うGIST手術
市原 隆夫(西宮市立中央病院・外科)
(はじめに)胃粘膜下腫瘍(SMT)の切除は内視鏡的なESDも可能だが,胃壁全層切除は困難であるため,GISTの可能性のある症例では,腹腔鏡下胃局所切除術が第一選択とされるべきである.しかしlesion lifting法等の従来法では胃壁の筋層欠損が広範囲で残胃変形による通過障害を生じやすく,適応部位に制限があり,腹腔鏡下手術では幽門側,噴門側胃切除が施行されることも多い.しかしこれらは後遺症も多く...

第54回日本消化器病学会大会胃・十二指腸(GIST、癌)

長期予後を見据えた上部限局胃癌に対する迷走神経温存胃漿膜筋層縦切開噴門形成術(NP-EGP)
山下 直行(坪井病院・外科)
【目的】上部限局胃癌(GC-U)に対する2000年以降の迷走神経温存胃漿膜筋層縦切開噴門形成術(NP-EGP)21例の評価と長期予後から見た手術の要点.【リンパ節転移】SM以深の胃癌症例(1158例, 1986-2003)の上部限局胃癌(GC-U)のNo.4d,5,6転移は4例のみで全例, 胃全摘, 脾摘をしたが2年以内の原病死.No.11転移(6.1%)はNo8a(3.4%)より高率.No.4d...

第54回日本消化器病学会大会胃・十二指腸(GIST、癌)

狭窄を伴う切除不能進行・再発胃癌に対するステント治療
木村 豊(NTT西日本大阪病院・外科)
胃十二指腸狭窄を伴う切除不能・進行胃癌に対してこれまで胃空腸バイパス術が行われていたが、2010年4月より内視鏡的十二指腸ステント留置術(ステント術)が保険収載され、本邦でも使用可能となり、治療法の選択枝が増えた。今回、進行・再発胃癌6例に対して内視鏡下胃十二指腸ステント留置術を施行したのでその有用性について報告する。【対象】2010年4月~2012年2月にステント術を行った狭窄を伴う切除不能・進...

第54回日本消化器病学会大会胃・十二指腸(GIST、癌)

胃・十二指腸悪性狭窄に対する消化管ステント留置術の有用性の検討(胃空腸吻合術との比較)
中瀬 浩二朗(京都第二赤十字病院・消化器科)
【目的】胃・十二指腸悪性狭窄に対する消化管ステント留置術の有用性を胃空腸吻合術と比較検討した。【対象と方法】2005年1月から2011年12月まで胃十二指腸悪性狭窄に対して治療を行った58例(胃癌34例、膵癌12例、胆管癌7例、その他5例)を対象とした。ステント群(A群)28例と手術群(B群)30例それぞれの症状の改善率、術後の食事摂取形態(GOOSS score)、食事開始までの期間、偶発症、再...

第54回日本消化器病学会大会胃・十二指腸(GIST、癌)

胃癌同時性肝転移34例の切除成績
竹村 信行(がん研有明病院・消化器外科)
【背景】大腸癌肝転移に対する肝切除術は同時性、異時性にかかわらずすでに確立された第一選択の治療であるが、胃癌肝転移に対する肝切除の適応は確立されていない。さらにStageIVである胃癌同時性肝転移においては手術を行うか否か、そのタイミングなど議論の分かれるところである。【対象と方法】1995年11月より2010年12月の間に我々の施設で胃癌同時性肝転移に対し切除を施行した34例の予後(全生存(OS...

第54回日本消化器病学会大会胃・十二指腸(GIST、癌)

胃壁外発育型巨大GISTの一例
矢内 真人(東京共済病院・消化器科)
今回我々は6年の経過で胃壁外に有茎性発育を来たした巨大なgastrointestinal stromal tumor(以下GIST)を外科的に切除した一症例を経験したので報告する。症例は74歳女性。既往歴としては50歳時に大腸癌に対して結腸切除術後、人工肛門造設術後、また慢性糸球体腎炎、糖尿病、高脂血症に対して当院受診中であった。2011年6月から腹部膨満を認めたが上部消化管内視鏡検査で粘膜病変認...

第54回日本消化器病学会大会胃・十二指腸(GIST、癌)