セッション

検索結果は6件です。

TGFβによるROSおよびADAM17を介したEGF受容体transactivationのメカニズムの解析
海老 正秀(名古屋市立大大学院・消化器・代謝内科学)
【目的】TGF-βは癌細胞の増殖を促進する機能が報告されている.近年,TGF-βがEGFRを活性化し,細胞増殖を促進することが報告された.今回、われわれは胃癌細胞を用いて、TGF-βによるEGFRのtransactivationを介した胃癌細胞増殖メカニズムにつき解析した.【方法】1. 胃癌細胞をTGF-βで刺激し,EGFRのリン酸化をWBにて検討した.ADAM阻害剤を前投与し,TGF-βによるE...

第53回日本消化器病学会大会胃-基礎3

レバミピドによる樹状細胞誘導能の解析
山道 信毅(東京大・消化器内科)
レバミピドはプロスタグランジン産生を促進し、胃粘膜増加や粘膜血流増強の誘導を通じて、胃酸に対する防御機能を高めるとされる。この効果により胃炎や胃潰瘍の治療に広く使われているが、胃癌への影響については殆ど検証されていない。そこで本研究では、N-methyl-N'-nitro-N-nitrosoguanidine(MNNG)経口投与によるラット胃発癌モデルを用い、抗癌活性を担う樹状細胞の誘導に注目して...

第53回日本消化器病学会大会胃-基礎3

Helicobacter suis感染によって誘導されるマウス胃リンパ濾胞形成におけるヘルパーT細胞の役割
三村 卓也(神戸大・消化器内科)
(背景)Helicobacter(H). suisはかつてHelicobacter heilmannii type1と呼ばれていた、豚などの胃内に持続感染するHelicobacter属細菌であり、人畜共通感染症としてヒトに胃炎、胃潰瘍、胃MALTリンパ腫を発症させる。H. suisをC57BL/6Jマウスに経口感染させると、6カ月後に胃MALTリンパ腫が発症する動物モデルが報告されている。(方法)...

第53回日本消化器病学会大会胃-基礎3

DNAメチル化異常の網羅的な解析による新規胃癌関連遺伝子の検索
高丸 博之(札幌医大・1内科)
【目的】分化型胃癌は、背景粘膜として萎縮性胃炎や腸上皮化生をしばしば伴い、DNAメチル化との関連も多く報告されている。一方、未分化型胃癌の発生には汎発性胃炎が関連していると考えられているが、エピジェネティックな異常については不明な点が多い。本研究では胃癌、胃炎におけるDNAメチル化異常の網羅的な解析を行い、未分化型胃癌におけるハイリスク群の診断マーカーを同定することを目的とした。【方法】胃癌細胞株...

第53回日本消化器病学会大会胃-基礎3

Epstein-Barr virus関連胃癌特異的なDNAメチル化異常とその誘導機序について
西川 潤(山口大大学院・消化器病態内科学)
Epstein-Barr virus(EBV)が関連する胃癌においては、非常に高頻度にDNAメチル化異常が検出されることが報告されてきている.演者らは、EBV関連胃癌の発生のメカニズムを検討してきており、今回は、EBV関連胃癌特異的にDNAメチル化異常が起きている遺伝子の検出とEBV感染によるDNAメチル化異常の誘導機序について検討した.【方法】EBV関連胃癌特異的DNAメチル化異常の検出するため...

第53回日本消化器病学会大会胃-基礎3

胃癌の発生・進行と胃粘膜メチル化状態の関連
米村 穣(藤田保健衛生大・消化管内科)
【目的】CpGアイランドの高メチル化(CIHM)は胃癌の臨床病理学的特徴に寄与している。我々は4つの主要な癌抑制遺伝子のCIHMと胃癌との関連を調べた。【方法】125人の胃癌患者の組織を胃癌組織及び近傍の内視鏡的非胃癌粘膜から採取した.また非胃癌患者180名の非腫瘍胃粘膜からも組織を採取し胃癌と比較した。p14、p16、CDH1、DAP-キナーゼ(DAPK)遺伝子のCIHMはメチル化特異的PCR法...

第53回日本消化器病学会大会胃-基礎3