セッション

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当院における高齢者早期胃癌に対する内視鏡的粘膜切開剥離術の現状
玄 泰行(京都府立与謝の海病院・消化器科)
【背景】高齢者の早期胃癌に対する内視鏡的粘膜切開剥離術(ESD)は胃癌死を減らし、生命予後に寄与することが期待されるが、基礎疾患の存在から偶発症の増加も懸念される。【目的】高齢者に対するESDの有効性と安全性について評価する。【対象と方法】2007年1月~2011年3月に当科で施行した91症例、109病変の早期胃癌に対する98回のESDを対象とした。75歳以上の高齢群(N=59)と74歳以下の非高...

第53回日本消化器病学会大会胃-癌3

高齢化社会における、胃腫瘍性病変に対する内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)後出血に対する抗血小板薬や基礎疾患の影響とその対応策の検討
末吉 弘尚(大阪労災病院・消化器内科)
【目的】早期胃癌に対してESDは保険収載され、手技も確立されてきたが、合併症として出血や穿孔を念頭におく必要もある。近年、止血手技やデバイスの開発により、内視鏡的止血術は比較的容易になったが、止血困難例も今なお存在している。一方、高齢化社会に伴い、虚血性心疾患や脳血管障害の予防目的として抗血小板薬・抗凝固薬を用いる機会が急増している。我々は、ESD後出血に及ぼす影響因子について検討した。【方法】対...

第53回日本消化器病学会大会胃-癌3

早期胃癌における術前リンパ節転移診断 ―早期胃癌リンパ節転移予測スコアの考案―
絹田 俊爾(竹田綜合病院・外科)
【目的】早期胃癌における術前リンパ節転移診断は、CTなどにより行われるが正診率は高くない。また腹腔鏡下手術の普及に伴い、より正確な術前リンパ節転移診断に基づく郭清範囲の決定が必要となった。我々は独自の早期胃癌リンパ節転移予測スコアを考案し検討した。【方法】2008年9月から2011年3月に初回治療として胃切除を行った胃癌症例のうち、pT1の88例を対象とした。以下の術前検査5項目をスコア化し、その...

第53回日本消化器病学会大会胃-癌3

胃十二指腸ステント:WallFlex Duodenal Stentの有用性の検討
藤本 竜也(国保君津中央病院・消化器科)
[背景]Gastric outlet obstruction(GOO)は胃排泄部の閉塞状態を言い、胃癌・膵癌・胆道癌などの悪性消化器疾患が進行した患者に見られる病態である。GOOは食事摂取が困難で、胃液や腸液の貯留による腹部膨満、嘔気・嘔吐、誤嚥性肺炎などにより患者のQOLを著しく低下させる。近年、GOOに対する姑息的治療として従来の外科的胃空腸吻合術の代わりにSelf-Expandable Me...

第53回日本消化器病学会大会胃-癌3

Malignant gastric outlet obstruction(MGOO)に対するステント留置術と胃空腸吻合術の比較検討
山本 典雄(近畿大堺病院・消化器内科)
【目的】MGOOに対するステント留置の適応について検討する。【方法】平成11年11月から平成22年6月に当院でMGOOに対しステント治療を行った13例と胃空腸吻合術を行った14例を比較検討した。【成績】ステント群に高齢者が多く(78 vs.66、P<0.01)、原疾患は胃癌が多く(77%vs.43%)、術前のアルブミン値は低かった(2.6g/dl vs.3.1g/dl, P<0.05)。ECOG-...

第53回日本消化器病学会大会胃-癌3

悪性 胃十二指腸閉塞に対する 二重層(ComVi) 自己拡張型金属 ステント: 多施設共同前向き検討
J.H Park(Bongseng Hospital)
目標: 自己拡張型金属ステント(SEMS)は胃及び膨大部周辺の悪性腫瘍による悪性胃十二指腸閉塞に対する有効な緩和治療法として浮き上がってきた。ステントの効果にもかかわらず、ステント内の腫瘍増殖及び ステント移動などから、 再手術を必要とする合併症を生じることがある。本研究の目標は二重層 SEMS(ComVi)の効能及び安全性の評価を行うことであった。方法: 我々は2大学病院と2協力病院による多施設...

第53回日本消化器病学会大会胃-癌3