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検索結果は6件です。

FOLFOXによる下肢末梢神経障害と皮膚温:赤外線サーモグラフィーによる検討
原 絵津子(日本医科大学消化器外科)
【緒言】FOLFOXは大腸癌化学療法において中心的な役割を成す.しかしながらFOLFOXでは決して軽度とは言えない末梢神経障害を発症し,特に機能障害が生じると治療継続を断念しなければならないことがある.上肢の機能障害としては『ボタンをはめにくい』,『箸を扱いづらい』などの症状があるが,下肢の機能障害は軽度であれば患者は訴えないことも多いが,『よく躓く』,『地面に足がついた感じがよくわからない』など...

第99回日本消化器病学会総会大腸 癌

切除不能進行再発大腸癌症例に対する全身化学療法―当院での高齢者症例の検討
岡村 修(市立吹田市民病院外科)
【はじめに】近年高齢者の大腸癌症例に全身化学療法を施行する機会が増えているが,安全性,有効性は必ずしも確立されていない.【対象・方法】2007年~2010年に当院で切除不能進行再発大腸癌で76歳以上の高齢者に対し全身化学療法を行った29例を対象に,化学療法メニューの内訳,生存期間などにつき検討した.【結果】対象29(男性14/女性15)例の年齢は76-88(中央値79)歳.1次治療メニューの内訳は...

第99回日本消化器病学会総会大腸 癌

mFOLFOX6+Bevacizumab療法PD中止例に対するオキサリプラチン再導入についての検討
薮野 太一(横浜市立市民病院外科)
【背景】切除不能・再発大腸癌における全身化学療法は,オキサリプラチン(以下LOHP)やイリノテカン(以下CPT11)をベースにしたレジメンに加えて分子標的薬剤であるBevacizumab(以下Bev)や抗EGFR抗体薬を用いたレジメンが,標準化学療法として確立されている.一方,全ての標準化学療法施行後に増悪中止した症例に対する治療は,未だ確立されていない.【対象】2007年3月~2012年3月まで...

第99回日本消化器病学会総会大腸 癌

大腸癌化学療法におけるBevacizumab由来で配慮を要する有害事象
片山 原子(JR東京総合病院消化器外科)
【背景】大腸癌に対する化学療法は,cytotoxic chemothrapyに加え,分子標的薬剤の出現にて,抗腫瘍効果の向上および生存期間の延長をもたらした.VEGF阻害薬はKRAS statusに関係なく一次治療で使用しやすい一方で,特有の有害事象への注意も必要である.【方法】当院において大腸癌に対してBevacizumab(BV)が投与された全症例(2007年6月-2012年4月,38例)につ...

第99回日本消化器病学会総会大腸 癌

切除不能進行再発大腸癌におけるBevacizumab継続投与の有用性
朴 将源(松下記念病院消化器科)
【背景・目的】切除不能進行再発大腸癌の1次治療において,抗VEGF抗体Bevacizumab(以下Bev)併用化学療法は,現在標準治療となっている.また最近,ML18147試験(2012 ASCO)において,1次治療増悪後,2次治療でもBevを継続投与することで生存期間が延長するという報告がなされた.今回,当院におけるBev継続投与による生存期間への影響について後方視的に比較検討を行った.【方法】...

第99回日本消化器病学会総会大腸 癌

大腸癌肺転移症例における術前化学療法の意義
玉川 浩司(大阪府立急性期・総合医療センター外科)
【背景・目的】近年大腸癌に対する化学療法薬剤の多様性と成績の向上により,切除不能進行大腸癌に対しても化学療法後に切除可能となる症例が散見されるようになった.今回は当科で経験した大腸癌肺転移の切除症例を後向きに解析し,肺転移切除術における術前化学療法の意義につき検討した.【対象】2001年~2011年に肺切除術を施行した大腸癌肺転移39症例43肺切除術.【結果】39症例の男女比は26:13,原発巣の...

第99回日本消化器病学会総会大腸 癌