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検索結果は6件です。

FDG-PET画像によって黄色肉芽腫性胆嚢炎と胆嚢癌は鑑別可能か?
野沢 彰紀(大阪市立大学大学院肝胆膵外科学)
【目的】現在,MDCTやMRI,USなどさまざまな画像診断装置が発達しているが,黄色肉芽腫性胆嚢炎(XGC)と胆嚢癌,特に壁肥厚型の胆嚢癌との鑑別はしばしば困難である.一方,胆嚢良性病変と胆嚢癌の鑑別におけるFDG-PETの有用性が報告されている.しかしXGCはFDG-PET疑陽性病変として集積像を認めることが多く,また他臓器,特に肝浸潤所見のような集積を認めることがある.そこでXGCと胆嚢癌にお...

第99回日本消化器病学会総会胆道癌 診断

三次元超音波表示法による胆のう病変の描出
小野 尚文(ロコメディカル江口病院内科)
(はじめに)三次元超音波表示(以下3D-US)は,胎児の描出において臨床的インパクトは強烈であった.腹部領域においては,その応用として胆のうを内視した状態で描出する方法がある(内視法).今回我々はこの手法を用いて胆のう病変の描出を試みた.(対象および方法)対象は通常の超音波検査時に認められた胆石症及び胆のうポリープの症例であり,元画像としての胆のう全体をsweep scanを行った症例である.(三...

第99回日本消化器病学会総会胆道癌 診断

腹部超音波検診における胆嚢摘出後の肝外胆管径の検討
中河原 浩史(日本大学医学部内科学系消化器肝臓内科学分野)
【目的】肝外胆管径は胆嚢摘出や加齢の影響を受けると言われており,正確な基準値の設定が難しいのが現状である.超音波がん検診基準では胆嚢摘出後では11mm以上を拡張としており,当院でもこの判定を用いているが肝外胆管拡張で精査を行っても異常所見を認めないことも多い.そこで胆嚢摘出後症例の肝外胆管径について検討を行った.【方法】対象は2007~2011年に当院検診センターの腹部超音波検診で胆嚢摘出後と判定...

第99回日本消化器病学会総会胆道癌 診断

当院における早期胆管癌の検討
碇 修二(北海道消化器科病院内科)
【目的】胆管癌の早期診断は一般的に困難であり,多くは進行癌の状態で発見されることが多く予後不良である.今回,我々が経験した早期胆管癌10例について臨床病理学的に検討を行った.【対象と方法】2004年から2012年8月までに当院にて切除を行った胆管癌は57例であり,そのうちの早期胆管癌10例(肝門部・上部3,中下部7)を対象とし,患者背景,発見契機,検査所見,画像診断,病理所見,予後等について検討し...

第99回日本消化器病学会総会胆道癌 診断

当院における十二指腸乳頭部癌の臨床病理学的検討
伊東 文子(市立室蘭総合病院消化器内科)
【目的】当院における十二指腸乳頭部癌の臨床病理学的検討.【方法】2001-2011年に診断された十二指腸乳頭部癌13例に対し,背景因子,診断等に関しての検討を行い,外科的切除術と剖検がなされた11例に関しては,病理学的因子の検討と画像による進行度診断能の検討を行った.予後に関する検討も行った.【結果】背景因子 年齢71歳(中央値).男性/女性5/8例.異時性他臓器癌合併4例.CEA/...

第99回日本消化器病学会総会胆道癌 診断

当院における胆石合併胆嚢癌症例の臨床病理学的検討
高木 智史(札幌社会保険総合病院内科・消化器科)
【目的】今回我々は胆石症の診断で手術が行われ,術後に胆嚢癌と診断された症例の臨床病理学的事項につき検討することを目的とした.【対象】2001年4月から2011年3月までの過去10年間に胆石症の診断で手術が行われ,術後に胆嚢癌と診断された11例を対象とした.【結果】男性5例,女性6例であり,年齢は63歳から88歳で平均73.2歳であった.術前に3例は胆嚢癌の合併が疑われていた.術式は腹腔鏡下胆嚢摘出...

第99回日本消化器病学会総会胆道癌 診断