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検索結果は6件です。

中下部悪性胆道狭窄に対する胆道ドレナージ術
白鳥 俊康(亀田総合病院消化器内科)
【目的】中下部悪性胆道狭窄のドレナージ法は内視鏡的アプローチが推奨されるが,困難例も存在する.原因として消化管狭窄に伴う乳頭到達不能,乳頭部腫瘍浸潤に伴う深部胆管挿管困難等が挙げられる.今回,当院における胆道ドレナージ術の現状と治療戦略を報告する.【方法】2009年4月~2012年9月に施行した359例を対象としドレナージ法について検討.当院では経乳頭的ドレナージを第一選択とし,消化管狭窄による乳...

第99回日本消化器病学会総会胆道2

肝門部胆管癌に対するinside stentの有効性に関する検討
渡邉 誠太郎(横浜市立大学附属病院消化器内科)
【背景】胆道狭窄に対する従来までのplastic stent(PS)は有用であるが,胆汁逆流現象や,食残での閉塞による急性胆道炎が問題であった.これらの機序を防止するため,PSを胆道内に迷入させたinside stent(IS)が行われている.ISの肝門部胆管癌に関しての報告は少なく,R0切除を目指したneoadjuvant chemotherapy(NAC)も試みられるようになり,術前に2-3か...

第99回日本消化器病学会総会胆道2

当院における非切除膵癌に対する内視鏡的胆管ドレナージの現状
丸尾 達(福岡大学筑紫病院消化器内科)
【目的】非切除膵癌に対する内視鏡的胆管ドレナージ術について検討をすること.【方法】2007年1月から2012年3月までに当院で経験し,組織学的に診断した通常型膵癌119例のうち,胆管閉塞例53例中,非切除となった48例を対象とした.平均年齢は71.1±11歳で,男性26例,女性22例であった.StageはIが1例,IIIが2例,IVaが15例,IVbが30例であった.stentの種類はEBS(7F...

第99回日本消化器病学会総会胆道2

悪性胆道狭窄に対する術前胆道ドレナージの治療成績
橋元 慎一(仙台市医療センター仙台オープン病院消化器内科)
【目的】悪性胆道狭窄に対する術前胆道ドレナージ(BD)の治療成績について検討した.
【対象と方法】2004年1月から2012年2月までに,当院でBD後に外科的切除術を施行した悪性胆道狭窄101例(男女比59:42,平均年齢69歳)を対象とした.BDは内視鏡的胆管ステンティング(EBS)または経鼻胆管ドレナージ(NBD)を第一選択とした.減黄効果,偶発症,EBS例のステント閉塞率,閉塞の危険因...

第99回日本消化器病学会総会胆道2

術後再建腸管を有する胆膵癌の悪性胆道狭窄に対するERCP関連手技の検討
小山 里香子(虎の門病院消化器内科)
【目的】Billroth II(B-II)法・Roux-en-Y(R-Y)法・胆管空腸吻合などの再建腸管を有した症例へのERCP関連手技は以前は困難だったが,近年の技術およびデバイスの進歩により可能な症例が増加している.今回我々は術後再建腸管を有する切除不能胆膵癌の減黄アプローチとしてERCP関連手技を行った症例を検討した.【方法】2009年1月から2012年8月までに当院で施行したERCPは15...

第99回日本消化器病学会総会胆道2

ダブルバルーン内視鏡下の金属ステント留置が有用であった胆道癌術後再発による輸入脚閉塞症
藤井 雅邦(岡山済生会総合病院内科)
胆道癌術後再発による,輸入脚閉塞症,胆管炎を来した2症例を経験した.これらの症例に対し,ダブルバルーン内視鏡(DBE)を用いた狭窄部へのメタリックステント(MS)留置術を行ったため報告する.症例1は,60歳代男性.胆管癌に対し,拡大肝右葉切除,胆管切除,Roux-en-Y再建を施行.手術後約1年で,腹膜播種再発のため化学療法を導入したが,術後2年目に,腹膜播種による輸入脚の通過障害が原因の胆管炎を...

第99回日本消化器病学会総会胆道2