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検索結果は6件です。

MRI拡散強調画像およびMRCPによる膵癌スクリーニングの可能性
進藤 浩子(山梨大学内科学第一講座)
【目的】膵癌は早期発見が非常に困難であり感度の高いスクリーニング法の確立が望まれている.MRIは放射線被ばくや造影剤による身体的負担がなく,膵癌のスクリーニング法としての有用性を検討した.【方法】2006年10月から2012年8月までの間に当院で膵癌と診断した195例のうち,治療開始前のMRI拡散強調画Diffusion-weighted imaging(DWI)およびMRCP画像を検討しえた14...

第99回日本消化器病学会総会膵 診断1

MRI/MRCPによる膵臓における膵がん高危険所見率の検討
佐々木 賢(名張市立病院内科)
【目的】膵がんの年間死亡率は年々増加しているが,早期診断は困難である.早期診断を目的としたUS,CT,MRIはそれぞれ長所,短所があり組み合わせて診断をすることが勧められている.一方,膵がんの危険因子として,膵のう胞,慢性膵炎などが知られている.そこで,膵管,膵のう胞性病変の描出に優れているMRI/MRCPを用いて,これらの膵がん高危険因子の異常所見の頻度について検討した.【方法】当院で施行された...

第99回日本消化器病学会総会膵 診断1

高次医療機関としての早期慢性膵炎に対するスクリーニングEUS/ERCP検査への疑問
江口 考明(大阪府済生会中津病院消化器内科)
【目的】慢性膵炎診断基準改定により早期慢性膵炎(早期CP)の概念が導入され,上腹部痛主訴の患者が膵酵素異常を伴った場合,CPを疑い紹介される機会がある.そのような患者全例に診断基準通りのEUS/ERCPを行うと過剰検査と感じる時があり,検査が早期CP診断/治療に寄与するか疑問である.膵酵素異常を伴う上腹部痛患者が早期CP診断目的でEUS/ERCPを行った場合,検査が診断/治療に寄与するか臨床的検討...

第99回日本消化器病学会総会膵 診断1

早期慢性膵炎に特徴的とされるEUS所見の意義―飲酒・年齢・性差についての検討―
山部 茜子(福島県立医科大学会津医療センター消化器内科学講座)
【目的】早期慢性膵炎(CP)では特徴的とされる超音波内視鏡(EUS)所見は,飲酒量に比例して所見数が増加することが示されている.一方このEUS所見は,特に過度の飲酒歴がなく,腹痛・膵酵素上昇等の臨床徴候もない患者にも認められることは多く,これらは加齢・性差による変化とも考えられて来た.今回,早期CP診断基準に合致する各EUS所見と飲酒量・年齢・性差との関連性について検討し,各EUS所見の意義を考察...

第99回日本消化器病学会総会膵 診断1

造影EUSにより治療方針が決定した2例
辻 博行(大阪医科大学第二内科)
【目的】胆膵疾患の診断において超音波内視鏡検査(以下EUS)は今や必須であるといえる.近年では,更なる診断能の向上を目的に造影EUSが普及し,その有用性が多数報告されている.今回我々は,2012年4月から9月までで,造影EUSにより治療方針が決定した2症例を経験したので文献的考察を加えて報告する.【方法】超音波内視鏡は,Olympus社製のUCT260,超音波観測装置はAloka社製のProsou...

第99回日本消化器病学会総会膵 診断1

自己免疫性膵炎と膵癌の鑑別に短期間のステロイド投与が有効であった2例
芳賀 祐規(国立病院機構千葉医療センター内科)
【はじめに】自己免疫性膵炎と膵癌との鑑別にステロイド治療に対する反応が鑑別に有効でありHISOPt-criteriaでは取り入れられている.今回同時期に膵頭部に腫瘤を形成した2例についてステロイド短期投与での有用性を確認したので報告する.【症例】対象は膵頭部に腫瘤を形成し,肝胆道系酵素と腫瘍マーカーならびにIgG4の上昇がみられた74歳(caseA)と84歳(caseB)の男性2例である.プレドニ...

第99回日本消化器病学会総会膵 診断1