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検索結果は6件です。

TVR-PR3剤併用用法でSVRが得られた1b HCVのrecombinationを持つgenotype 2b C型慢性肝炎の1例
小畑 達郎(宇治徳洲会病院消化器内科)
【緒言】我々は,PEG-IFNα+Ribavirin(PR)2剤併用療法に難治であったgenotype 2b症例の難治原因が,genotype1b遺伝子のintergenotypic reconbinatuonと推察される1例を経験した.本症例にTelaprevir(TVR)-PR3剤併用療法を行ったところSVRが得られたので報告する.【症例】症例は40歳代男性.F3/A2の慢性肝炎で,HCV s...

第100回日本消化器病学会総会HCV 1

当院におけるうつ病合併C型慢性肝炎患者に対するIFNβの使用経験
三好 久昭(香川大学医学部消化器・神経内科)
(緒言)C型慢性肝炎に対する治療はテラプレビルを含めた3剤治療により飛躍的に治療効果が高まり,従来より短い期間で高いSVRを得ることが可能になった.しかし皮疹,消化器症状,精神症状といった副作用のために,治療導入困難例や治療中断例が出ているのが現状である.特に現在主流となっているPEG-IFNα製剤には不眠,抑うつなどの精神的副作用があり,特に精神疾患を合併したC型慢性肝炎患者に投与する際には注意...

第100回日本消化器病学会総会HCV 1

コバスTaqMan HCV ver.1定量法偽陰性を示したGenotype 2a C型肝炎2症例の経験
田上 靖(せんぽ東京高輪病院消化器肝臓内科)
緒言:TaqMan HCV(CAP/CTM)ver.1は本邦で最も繁用されているHCV定量法である.今回我々はCAP/CTM ver.1により検出感度以下であったが,アーキテクトHCV Ag(CMIA),アキュジーンm-HCV RNA(ART)によりC型肝炎と診断した2症例を経験した.
症例1:65歳女性.輸血歴有り.肝酵素上昇にてHCV抗体を調べたところ抗体価高値であったが,CAP/CTM...

第100回日本消化器病学会総会HCV 1

ペグインターフェロンα-2a投与中に間質性肺炎と糖尿病を合併したC型慢性肝炎の1例
仁科 惣治(川崎医科大学肝胆膵内科学)
【症例】68歳女性.C型慢性肝炎に対し2009年10月よりペグインターフェロン(PegIFN)α-2a 90ugの投与を開始.IFN投与前はFPG,HbA1c正常であり,経過中に副作用を認めていなかったが,投与49週目に38℃台の発熱,嘔吐,下痢を発症.2日後に消化器症状は改善するも,発熱,全身倦怠感が継続するため当科受診.FPG 419mg/dl,HbA1c 7.6%,総ケトン体4030μmol...

第100回日本消化器病学会総会HCV 1

HCV,HIV重複感染に対するTelaprevirの使用経験
大城 周(日本大学医学部内科学系消化器肝臓内科学分野)
HCV(hepatitis C virus),HIV(human immunodeficiency virus)はともに血液を媒介して感染する.HIV感染者の約20%がHCVとの重複感染例であり,特に血液製剤によってHIVに感染した例においては,約97%が重複感染例であるとの報告がある.HIVに対する治療方法の進歩に伴い,現在ではHIV・HCV重複感染者の死因の約半数が,非AIDS関連死であるとい...

第100回日本消化器病学会総会HCV 1

高齢者C型慢性肝炎に対するPegIFNα治療―個別治療の成績から:内科診療所におけるPegIFNα治療133例の検討
菅野 雅彦(すがの内科クリニック)
【目的】診療所は高齢者が多く,TPV3剤併用は4例のみ.PegIFNα2a/ribは若年と効果副作用も著変なく高齢者の中心的治療,治療効果判明症例にてGr1高ウイルス(H)症例に対する個別化治療の有用性を検討.【対象と方法】効果判定しえた133例中65歳以上は34例(25.6%).Gr1HのPegIFNα2a/rib;18例を若年36例と比較.PegIFNα2b/rib...

第100回日本消化器病学会総会HCV 1