セッション

検索結果は6件です。

MSY4-1 核内レセプターLXR発現動態からみた非アルコール性脂肪性肝炎(NAFLD)の成立・進展への胆汁酸代謝異常の関与
児玉尚伸
【背景と目的1メタボリック症候群に伴う非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の成立と進展は肝における脂質代謝異常と密接に関わる.加えてt我々は高血圧を背景とするNAFLD成立機序について高血圧ラット(SHR)を用いた脂肪肝惹起モデルを用いて紹介した(Hepato1 Res 2012).肝への脂質蓄積は(1)コレステロールの胆骨酸異化障害(低下)t(2)肝脂質の肝外排泄障害(低下)に起因する.上記...

第98回日本消化器病学会総会胆汁酸研究の進歩とこれから

MSY4-2 胆汁酸受容体FXR刺激によるCDX2の減少を介したパレット食道の悪性転化機序の解明―miR-221/222の関与―
松崎潤太郎(慶應義塾大学内科学(消化器))
【目的】胆汁酸受容体FXRは小腸・大腸上皮に発現しているが食道の腸上皮化生であるパレット食道でもその発現上昇が認められる.パレット腺がんの形成には食道への胆汁酸逆流の関与が指摘されているがパレット食道の発がん過程におけるFXRの役割は十分目解明されていない.我々は腸上皮化生を誘導する転写因子CDX2の蛋白発現量がパレット食道から腺がんへの発がん過程で減少する点に着目しFXRの活性化がCDX2の蛋白...

第98回日本消化器病学会総会胆汁酸研究の進歩とこれから

MSY4-3 ヒト食道重層扁平上皮細胞層培養系の新規確立と酸・胆汁酸のタイト結合への影響
大島忠之(兵庫医科大学内科学上部消化管科)
【団的】胃食道逆流症(GERD)では酸や胆汁酸の逆流による食道上皮バリア機能低下が胸やけや知覚異常などの症状発現に関与していると考えられるがこれまで食道重層扁平上皮細胞層をin vitroで評価できる方法がなく酸や胆汁酸の影響を詳細に検討できなかった.今回我々は正常ヒト食道扁平上皮細胞層モデルを開発しバリア機能に重要なタイト結合蛋白の同定を試み種々の胆汁酸の影響を検討した.1方法1正常ヒト食道上皮...

第98回日本消化器病学会総会胆汁酸研究の進歩とこれから

MSY4-4 胆汁酸逆流によるNF-κB活性をターゲットとしたGuggulsteroneによる食道癌の化学予防
山田貴教(浜松医科大学内科学第一)
【はじめに】胆汁酸逆流は食道腺癌の重要な危険因子の一つとされているが胆汁酸逆流をターゲットとした化学予防の報告は少ない.食道腺癌およびその前癌病変であるバレッ1・食道の発生にはtCDX2およびCOX-2の発現誘導が深く関わっていると考えられておりこれらは胆汁酸によって誘導される.また食道発癌においてkey moleculeとして注目される転写因子NF-kBはCDX2およびCOX-2発現を促進するこ...

第98回日本消化器病学会総会胆汁酸研究の進歩とこれから

MSY4-5 脂質代謝制御作用に着目した胆汁酸の脂肪肝治療への可能性
 
1背景】胆汁酸には小腸での脂質の消化吸収を助ける作用に加え核内受容体(FXR)や細胞膜受容体(TGR5)の生理的リガンドとして脂質代謝を制御するkey moleculeとしての作用が明らかとなっている.胆汁酸はFXRを活性化し肝臓でのコレステロールからの合成を自ら抑制し.申間代謝物議キシステロールは核内受容体(LXR)のリガンドになりマウスでは胆汁酸合成を促進する.LXRの活性化は、 SREBPl...

第98回日本消化器病学会総会胆汁酸研究の進歩とこれから

MSY4-6 LC-MS/MSを用いた胆汁酸投与によるマウス肝再生促進効果へのトランスポーター発現制御の関与の解明
 
【背景】近年マウスにおいて肝再生促進に胆汁酸輸送および代謝が深く関与することが報告された.しかしながら肝再生促進時における輸送・代謝関連分子の発現変化や再生促進に関する詳細なメカニズムは不明である.商速液体クロマトグラフィー接続型タンデム質量分析装置(LC-MS/MS)によるタンパク質同時絶対定量法は生体試料申の標的タンパク質のトリプシン消化ペプチドを内標準法で定量する方法であり多くの分子の同時定...

第98回日本消化器病学会総会胆汁酸研究の進歩とこれから